2009年12月22日火曜日

Shupapan ー ファイル名の一括変換アプリ

久しぶりに Mac のファイル名を一括変換する必要が出てきたのだけど,考えてみたらもう随分長い間そういうアプリケーションを使っていなかった.
OS 9 から OS X に乗り換えた頃は OS 9 のアプリを Classic 環境で使っていたような覚えがある.かなり使い勝手の良い秀逸アプリだったので,懐かしくなり,久しぶりに起動してみようと思ったのだが,名前が思い出せない.HDの中を手当たり次第探してみたけど見つからない.
見つからないとかえって気になる.名前が思い出せないのも気持ち悪い.

だけどここで引っかかってても時間の無駄だから,先に進もう.

ググッてみると Name Mangler(旧称 File List)というアプリの評判が良さそうだったが,サイトの URL が無効になっていてファイルが入手できない.

そこでベクターに行って見つけてきたのが Shupapan.お,いいね,これ.一発目に試したソフトで当たりがでるのは久しぶり.機能十分,外見,インターフェイスも自分に馴染むし,このアプリに即決.

ちなみに,類似アプリの一番人気,ReNa X 1.4も試してみたが,これは,あらかじめ変換ルールを設定しておいて処理したいファイルをドラッグ&ドロップするタイプで,僕にはちょっと馴染まない.同じ作業を頻繁に行う人に取っては使い易いと思うけれど,たまにしか使わず,しかも使うたびに処理が違う僕にとっては,設定画面をわざわざ開かないといけないのが却って面倒.
 

2009年12月17日木曜日

Windows-ノートPCのスタンバイがヘン【未解決】

DELLのノートパソコンの「スタンバイ」がおかしくなった.
スタンバイ状態にすると(or なると)やたらと底面が熱くなってファンが回りっぱなしになり,しかも電源ボタンを押しても復帰できない,という症状が多発するようになってしまった.
スタンバイにして放置しておいたら,いつの間にか電源が落ちていたことも数度あり.電源を入れると「本体が熱くなり過ぎたから電源切っちゃいました」的なメッセージが表示される.
そこまで高温になっていたというのか.異常ではないか.

ググってみたところ,似たような症例が幾つか見つかりはしたが,そこに書かれた方法では解決できなかった.

単なる機械的な故障なのか,ソフトの設定の問題なのか.BIOSなのか.
どの辺りに原因が潜んでいるのか皆目見当がつかない.
原因を選別する方法すら分からないでいる.

この不具合とはしばらく付き合わざるを得ないようだ.
困った困った
 

2009年10月2日金曜日

《転載》 MacOSXからWindows経由でのプリンタ印刷

これは Google に保存されている http://airpolice.ddo.jp/~kuikui/MacKnowhow/MacOSXWinPrint/MacOSXWinPrint.htm のキャッシュです。 このページは 2009年9月14日 02:13:24 GMT に取得されたものです。 そのため、このページの最新版でない場合があります。 詳細

このページへのリンクにだけ含まれているキーワード:


本家が消失したので,google にキャッシュされていたものを保存しておく.

MacOSXからWindows経由でのプリンタ印刷

 職場のレーザプリンタにはMacOSX用のドライバ(PostScriptはオプションで使えるが追加費用が必要)がなくて困っていたのですが、 Webでいろいろ調べ試行錯誤した結果、Windows機経由で印刷できるようになりました。再設定に備えてのメモ、あるいは同様の問題で苦労している方 の参考になればと思い、その方法手順等について少し詳しく書いておきます。
 なお、プリンタの機種・環境によってはうまく動かない場合も考えられますので実行はあくまでも自己責任でお願いします。

■印刷環境

1 MacOSX機(本例ではOSX10.3.x)とWindows機(本例ではWindows2000Pro)はLANに接続されている。

2 プリンタはWindows機に接続されているか、LANに接続されている。(本例ではプリンタサーバを介してLANに接続されている。)

■OS以外に必要なソフト、ドライバ等

1 Windows用プリンタドライバ

機種固有のドライバです。(本例ではRichoのRPCSドライバをインターネットでダウンロード)

2 Windows用Ghostscript

仮想プリンタドライバです。(本例ではgs800w32.exegs800-j-wapiをインターネットでダウンロード)

3 Windows用RedMon

仮想プリンタポートです。(本例ではredmon17をインターネットでダウンロード)

■動作原理

1 MacOSXからWindowsのGhostscript仮想プリンタドライバへPS(PostScript)データを送る。

2 WindowsはGhostscript仮想プリンタドライバでPSデータをWindows用データに変換し、RedMon仮想プリンタポートへデータを送る。

3 RedMon仮想プリンタポートは送られてきたデータを機種固有のプリンタドライバにそのまま転送(Redirect)する。

4 機種固有のプリンタドライバはWindows用データを機種固有の印刷データに変換し、プリンタポートあるいはLANポートに送出し印刷する。(これはプリンタドライバ本来の機能です)

■ドライバ等のインストール

1 Windowsに機種固有のプリンタドライバをインストールする。

ドライバに添付されている説明書の通りにインストールしてください。

2 WindowsにGhostscriptをインストールする。

Ghostscriptに添付されている説明書の通りにインストールしてください。日本語化キット(gs800-j-wapi)もインストールしておきます。

3 WindowsにRedMonをインストールする。

RedMonに添付されている説明書の通りにインストールしてください。

■ドライバ等の設定

1 機種固有のプリンタドライバの設定

ドライバはインストールの実行で作成されているはずです。メニューの「スタート」→「設定」→「プリンタ」で確認できます。(本例ではNX630Nと命名)

設定は通常の設定です。つまりWindows上のアプリから直接印刷できる状態に設定します。ドライバアイコンを選択しておいて、メニューの「ファイル」→「プロパティ」で設定できます。(本例ではIPプリンタにしています。)

ここで何かWindowsのアプリを動かし、このプリンタドライバで正常に印刷できるかどうかを確認しておけば、この後の設定で問題が発生した場合も解決しやすくなります。

2 仮想プリンタドライバの作成

メニューの「スタート」→「設定」→「プリンタ」→「プリンタの追加」→「プリンタの追加ウイザード」→「ローカルまたはネットワークプリンター」ローカルプリンタ→「プリンタポートの選択」新しいポートの作成(Redirected Port)→「プリンタの製造元とモデル」でPSプリンタのどれかを選択する(PSプリンタならどれでも良い。本例ではAppleのLaserWrite Pro 600を選択)。→「プリンタ名」で適当な名前を付けます(本例ではPSPrinterと命名)。「通常使うプリンタ」いいえ→「プリンタ共有」する→「場所とコメント」適当に→「テストページの印刷」いいえ。で仮想プリンタドライバを作成します。

Windowsの種類によっては上記の手順とやや異なるかもしれませんが、「プリンタポートの選択」で 「Redircted Portを選択する」ことが最も重要な点です。それから「プリンタ共有」を「する」に設定するのも忘れないでください。なお、これらの設定は仮想プリンタドライバ作成後に変更することも可能です。

3 仮想プリンタドライバの設定

Windows の「スタート」→「設定」→「プリンタ」で,仮想PSプリンターを選択しておいて,「ファイル」→「プロパティ」でプロパティの窓が開きます。そこで 「ポート」タブをクリックし「ポートの構成」ボタンをクリックすると、設定用ダイアログが開きますので、次のように設定します。

以 下に各テキストの内容を書いておきますが、本当は私もあまり詳しくない(実はこの部分で相当な時間を費やしました。試行錯誤でなんとか動いている状態で す。)ので細部はGhostscriptやRedMonのマニュアルを参考に各自の環境に合わせて変更してください。下線部分が入力するテキストで、 Ghostscriptを普通にインストールしていれば、イタリック+ボールドで表示してある部分を各自の環境に合わせて変更すればOKのはずです。(画面の関係で2行に表示されている部分は実際は一行です。また、半角スペースもわかりずらいので注意してください。)

Redirect this port to the program:
c:\gs\gs8.00\bin\gswin32c.exe

Output:
-lc:\gs\gs8.00\lib;c:¥gs\fonts;c:\gs\gs8.00\kanji -sDEVICE=mswinpr2 -dNOPAUSE -dSAFER -sPAPERSIZE=a4 -r600 -sOutputFile="\\spool\NX630N" -

c:はプログラムあるいはデータファイルが置いてあるドライブ名、a4は用紙サイズ、600はプリンタのdpi、NX630Nはプリンタドライバ名です。

ここで何かWindowsのアプリを動かし、仮想プリンタドライバで正常に印刷できるかどうかを確認しておけば、この後の設定で問題が発生した場合も解決しやすくなります。

■MacOSXプリンタ設定

「アプリケーション」フォルダ→「ユーティリティ」フォルダにある「プリンタ設定ユーティリティ」をダブルクリッ クし起動します。あるいは「アップルメニュー」→「システム環境設定」→「プリントとファクス」→「プリント」タブ→「プリンタを設定」ボタンでも同じよ うに「プリンタ設定ユーティリティ」が起動します。

「プ リンタリスト」ウインドウの「追加」アイコンをクリックします。プリンタ追加用シートが表示されますので「Windowsプリント」を選択します。「対象 となるWindows機」も適切なものを選択してください。Windowsの共有プリンタ一覧が表示されますので仮想プリンタドライバを選択します。「プ リンタの機種」は適当なPSプリンタを選択します(PSプリンタならどれでも良い。本例ではAppleのLaserWriter Pro 600を選択)。

「追加」ボタンを押すとプリンタリストにWindowsのプリンタ(本例ではPSPrinter)が追加されます。

■RedMonのレジストリ追加

以上の設定でMacOSXからWindowsのプリンターで印刷ができるようになるのですが、WindowsNT系(本例ではWindows2000Pro)ではWindowsの印刷窓が開いてしまい自動で印刷することができません。理由は「redmon がサービスとしてインストールされるため,セキュリティの問題からプリンタのスプールが見えません.これは,redmon がAdmin(User)アカウントでなく,Systemアカウントで実行されるため,レジストリの内容が違っているためです.これを回避するためにはレ ジストリエディタ regedit を使って、[HKEY_USERS\.DEFAULT\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Devices]   "ドライバ名"="winspool,LPT1:"といったエントリを追加する必要があります.」(「」内イタリック部分は西村明氏のWebでの書き込みを引用しました。)

以下にエントリ追加の具体的な方法を記述しますが、レジストリエディタはシステムツールであり使用を間違えると非常に危険です。システムが動かなくなる場合も考えられます。そうなった場合、誰も助けてはくれません。実行する場合は自己責任で慎重に操作してください。

1 レジストリエディタを起動する

いろいろな方法がありますが、Windowsの「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で現れる「ファイル名指定」窓の「名前」のフィールドに regedit と入力し「OK」ボタンを押せば起動します。

2 エントリーを追加する

レジストリエディタ窓の左側の部分で「マイコンピュータ」→「HKEY_USERS」→.「DEFAULT」→「Software」→「Microsoft」→「Windows NT」→「CurrentVersion」とたどり、「Devices」 ディレクトリを選択します。その状態でメニューの「編集」→「新規」→「文字列」でプリンタのレジストリを作成します。

次いで作成したエントリを選択します。その状態でメニューの「編集」→「変更」で現れる「文字列の編集」窓で「値のデータ」をwinspool,LPT1:とし、OKボタンを押します。

後はレジストリエディタを閉じエントリを保存します。

■未解決問題点

1 プリンタの機種にもよるのですが、Windowsで印刷するよりもかなり時間がかかる場合があります。

2 全ページ印刷では問題ないのですが、範囲指定で印刷すると最初のページしか印刷されません。

 

2009年5月17日日曜日

変換

以前、Veoh動画の再構成で作成した avi 動画を DVD-video に変換しようとしたところ、色々な不都合が生じて「一発変換!」とはゆかなかった。以下、成功までの記録。

試行1.avi → DVD-video w/DVDforger

結果は失敗。60分以降が切れてしまっている。
原因を調べるため、以下の作業を実行してみた。
 (1) avi を Super で mpg [mpeg2+ac3] に変換
 (2) TMPGEnc の MPEGツールで m2v と ac3 に分割
  → m2v がおかしい。尻は切れていないものの、見かけの再生時間が短くなっている。
   (m2v 1:06:41、AC3 1:50:48)
 (3) DVDforger で DVD-video に変換
  → やっぱり尻切れ発生(1:06:37で終わる)

試行2.avi → DVD-video w/DVD MovieWriter 5

結果は、尻切れは解消されたものの、音ズレが発生。
もとの avi は XviD 形式の映像ストリームと mp3 形式の音声ストリームを、Virtual Dub を使って合成したもの。その際、音声が0.6sec 先走っていたので、600 ms 遅延して合成したのだが、その設定が無効になっている。
〔注〕合成した avi 動画の方はきちんと音ズレが解消しているのに、DVD-video の方では元の木阿弥となっている。
おそらく、Virtual Dub は音声をずらして合成するのではなく、ヘッダか何かに「音声をずらして再生して下さいね」的な情報を書き込んでいるだけに過ぎないのだろう。DVD-video に変換する前に中間ファイルとして生成される ac3 の時点で「600ms ずらす」という情報が無視されているものと思われる。

よって、音声ストリームの頭に、600ms の空白を入れ込むしかなさそうだ。 avi を一から作り直さねばならない。

試行3.2つの avi → avi → DVD-video w/DVD MovieWriter 5

 (1) Veoh動画の再構成で述べた動画[1]から映像ストリームのみを取り出す.名前を“douga_silent.avi”としよう.

 (2) Veoh動画の再構成で述べた動画[2]から音声ストリームのみを取り出す.名前を“douga_audio.mp3”としよう.

 (3) Audacity を用いて音声ストリーム“douga_audio.mp3”の頭に、600ms の空白を挿入.

Audacity に“douga_audio.mp3”を読み込み(読み込んだ時点で),メニューから
 ・制作 > Silence... > 長さ(秒): 0.6
を実行し(読み込んだ時点で,挿入位置は先頭になっているのでヘタに触らない),
 ・ファイル > MP3ファイルの書き出し...
で音声ファイルを保存する.ここでは名前を“douga_audio2.mp3”としよう.

 (4) Veoh動画の再構成の (4) に示したと同じ手順で,“douga_silent.avi”と “douga_audio2.mp3”を合成する.ただし,この場合は遅延時間を設定する必要はない.

こうしてできた avi ファイルを DVD MovieWriter 5 にかけた所,無事 DVD-video が完成! めでたしめでたし.
  

2009年4月7日火曜日

VLCの字幕化け

【症状】
VLCで字幕を表示させると文字化けする.
 メニュー「設定」>「設定...」 
   > ビデオ > Subtitles/OSD > Text renderer
で「フォント」にMSゴシックなどを設定しても正しく表示されない. 

【対処法】
埋め込みビットマップフォントを持たない TrueType フォントを入手してインストールし,そのフォントを使うよう指定すれば良い.

【参考】
初心者によるMonsterTV HDUSとLDT-FS100Uのまとめ - VLCの設定法
 

Veoh動画の再構成〔承前〕

先に,2つの Veoh 動画から映像と音声を抜き出して再構成する実験について書いた.

動画Aの映像と動画Bの音声をくっつけようとしたら,AとBのフレームレートが違っていたので,動画B(音声ストリームを使う方)の方に揃えてから合成する必要がありました,という話だったのだが,その時「へぇ~」と思った事があったので記しておく.

■同じ動画なのに再生時間が違うワケ

Veoh 等の動画共有サイトにある動画の中には,ソースが同じなのに,上げ主によって再生時間が違っているものがある.動画の前後が端折ってあれば短くなるのは当然だが,頭も尻尾も同じなのに何故か長さが違っている,という場合もある.前記事の動画 [1] と [2] がその例だ.

この例の場合,
 動画 [1] はフレームレートが 25 fps で再生時間 106m16s,
 動画 [2] は 23.98 fps で 110m49s
だった.オリジナルの再生時間は 110 min なので,動画 [2] はまともだが動画 [1] の方は何やらおかしい.

フレームレートと再生時間を掛けてみると分かるが,両者のフレーム数はほぼ同じなのだ.つまりオリジナルのどこかが 4min 分欠落して再生時間が短くなったのではなく,[1] はフレームレートが大きいせいで微妙に再生速度が速くなっていた訳である.

25fps は PAL(欧州,豪州等で使われるテレビ規格)のもの,一方 23.976 fps は映画の規格だ.ちなみに日米は NTSC で 29.97 fps.

リッピングに使ったメディアの出自と方法によってフレームレートが異なること自体には問題ないのだが,疑問に思うのは,なぜ再生時間が違ってしまうのかという点.

23.976 fps で作成された映画やアニメが DVD になる時にはフレームレートが変更され,日本なら 29.97 fps,欧州なら 25 fps に変更されているはずだ.ところが,フレームレートが変わるとコマ数の勘定が合わなくなってしまう.

例えば 1000 秒のアニメには 23976 フレームが含まれるが,欧州の DVD なら 1000 秒の動画には 25000 フレームが必要だから,1024 フレーム足りない.日本なら 5994 フレーム足りない.この不足分をどのように処理しているのだろう.

1つの方法は,もともとあった 23976 フレームしか使わないというもの.この場合,23976 フレームを 25 fps で再生すれば 959 秒になるし,29.97 fps なら 800 秒になる.どちらのケースでも再生時間は短くなる.

もう1つの方法は DVD 化する際にコマ数を増やすというやり方.不足分の 1024 あるいは 5994 フレーム(1000秒あたり)をどうにかして追加することになるが,その方法や如何に?

動画 [1] の再生時間が短いことを考えると,DVD 化する際にフレームが追加されたとは思えず,前者が正しいと推定される.となれば,TV で DVD を見た場合の方が,映画館で見るよりもフレームレートが早い分,若干早送りで見させられていると事になる.実際はどうなのだろう.謎だ.

【参考】
Flashビデオ習得ガイド@Adobe
フレームレート用語解説

■「フレームレート変更」の働き

動画のフレームレート変更をやってみて気づいたことがもうひとつ.Superで映像のフレームレートを変更しても再生時間は変わらないが,Virtual Dub だと変わるのだ.

Virtual Dub でフレームレートをオリジナルの値より小さくすると再生時間は長くなり,大きくすれば短くなる.例えばここで挙げた動画の場合だと,[1]のフレームレートは25fpsだが,これを23.976fpsに変換すると再生時間は
   25/23.976=1.043倍
になる.実際,[1]と[2]の再生時間はそれぞれ 1:46:16=6376sec,1:50:49=6649sec であり,その比をとると 1.043 になる.

Virtual Dub でこのような変換ができたお陰で,フレームレートの異なる動画から抽出した映像と音声を統合して意図する動画が作れた訳だ.

考えてみれば Virtual Dub がやっているのは単純なことで,映像の各フレームを映示する時間間隔を広げたり狭めたりしているに過ぎないと思われる.つまり,単にヘッダを書き換えているだけなのだろう.

これに対し,Super だとフレームレートを変更しても再生時間が変わらないのだが,実はこれは凄い作業なのではなかろうか.例えばフレームレートが1fpsの映像ストリームを考えると,それは1秒,2秒,3秒、、、の各時刻における映像の集合である.これを0.9fpsに変換するためには 0.9秒,1.8秒,2.7秒,3.6秒、、、の各時刻における映像がなければならない.これを Super は内挿により生成しているのではなかろうか.例えば 1.8秒の映像は1秒と2秒の映像を補間する,という具合に.実際にそうだとすれば,大層難しい作業をしていることになる.いや大したものだ(本当に凄いのは Super が内部で利用しているフリーのプログラムなのだけど).

実際そのような事が可能ならば,映画を DVD 化する際に同様の処理でフレーム数を増やすことだって可能なはずだ.ならば同じ映画であっても,ヨーロッパで買ったDVDより日本で買ったDVDの方がフレーム数は多いことになるのだが、、、一体どうなっているのだろう.
 

2009年4月3日金曜日

4/4~4/5映画ランキング予想

5050.jpというサイトで,週末の映画ランキングを予想するというクイズをやっている.今週の賞金は10万円.

最近,これにちょっとハマり始めている.もちろん当てにいくつもり.
ランキングを予想するときに考えたことをメモらないとすぐ忘れてしまうので,
今週から予想時の備忘録として残すことにした.

今回の封切りは次の2本(Google検索のヒット数,某館の封切時上映回数).
「トワイライト〜初恋〜」421,000件,6回
「ザ・バンク堕ちた巨像」201,000件,5回

「トワイライト」の前評判は相当高いのでトップ3に食い込むのは当然として,
初登場一位となるかどうかが問題.
「ヤッターマン」,「どらえもん」共に5週目となるので,ほぼ一巡したと見てよいだろう.
ただ,春休み最後の週末となるので,駈け込み組の動員はそれなりにあると思う.
「トワイライト」は1位か2位か?
さんざ迷った挙げ句,1位になると予想した.

「ザ・バンク」の方だが,これがまた別の意味で難しい.
予告編を見たがちっとも気を引かれなかったので,たいして売れそうにないのだ.
ベストテンに入るかどうかどうかが大問題となる.
8,9,10位に下位入賞と読んでおこう.

残留組で気になるのは「マーリー」.
こいつはアメリカで相当ヒットしたらしいが,日本では初登場4位.
「ヤッターマン」「どらえもん」に食われたのだろう.
ならば「ヤッターマン」「どらえもん」を見終えた客が今週末は「マーリー」を見に
来る可能性が高いのではないか.3位か2位に順位を上げるかもしれない.

「ワルキューレ」は2位→5位ときているので,今週も3ランクほど下落するだろう.

あと「ドロップ」だが,品川ごときが原作なのに売れているのがムカつくため,
冷静に予測できない.早く落ちて欲しいのだが意外と粘りやがるかも.

圏外に落ちるのは2つ.1つは「おくりびと」に違いないが,もうひとつは
「マダガスカル2」(4週目)なのか「ウォッチメン」(2週目)なのか.
「マダガスカル2」が落ちる方に賭けよう.「ウォッチメン」は10位に残ると見た.

というわけで,今回のメイン予想.

ヤッターマン   2
ドラえもん    4
ドロップ     5
マーリー     3
ワルキューレ   7
相棒       6
プリキュア    8
マダガスカル2  外
ウォッチメン   10
おくりびと    外

これでどうだ?
考えすぎたせいかもしれないが,今週は相当難しかったぞ.
(簡単だと思った週だって別に当たっちゃいないんだが、、、)
 

2009年4月1日水曜日

InfoseekメールのデータをGmailに転送

■前説

“Infoseekメール”の最大容量がいつまでたっても 50MB のままで,一向に増える気配がない.表示が遅いと言う問題はβ版になってから大分解消されたが,依然として Gmail には劣る.

逆に Gmail はサクサク動くし,容量 2GB だし,おまけにフォルダでなくラベルで管理するというコンセプトが整理下手の僕にとっては非常に有難いので,とても気に入っている.できる事ならば,Infoseek にストックしたメールを Gmail に移したいものだ.そうすれば,これまで Infoseek に蓄積した情報も益々有効に活用できるだろう.

というわけで,Infoseekメールのデータを Gmail へ移す方法について検討してみた.以下,そのまとめ.

■概要
大まかな作業手順は次の通り.
1.事前設定 
   IMAP を使って Thunderbird から Gmail にアクセスできるよう設定する
2.データのダウンロード 
   メールのデータを Infoseek からパソコン上に落とす
3.データのインポート 
   ダウンロードしたデータを Thunderbird に取り込む
4.データのアップロード 
   Thunderbird を介してメールのデータを Gmail のサーバに上げる

必要なもの:
Thunderbird 2.0
ImportExportTools(Thunderbird用アドオン)
・WinZip等のZipファイル解凍ツール

メールソフトとして Thunderbird を使うのは単なる好みの問題.Outlook なんちゃらの様に .eml をすんなりインポートできるソフトを使えば?とのたまう向きもあろうが,そんなソフト使いたくないから別の方法を考えているという訳であって.

■手順1:事前設定
(1) ネットブラウザで Gmail にアクセスし,メニュー(画面右上方)の「設定」をクリック.
 ⇒「設定」画面に切り替わる
(2) メニューの「メール転送とPOP/IMAP設定」をクリック.
 ⇒「メール転送とPOP/IMAP設定」画面に切り替わる
(3) ラジオボタン「IMAPを有効にする」をクリックしてオンにする
(4) このラジオボタンのすぐ下にある「設定手順」をクリック.
 ⇒別画面が開いてヘルプが表示される.
(5) 「メールクライアント」の下の「Thunderbird 2.0」をクリック.
 ⇒ Thunderbird における設定法を記した画面に切り替わる.
 ⇒ 後ほどこのページの記述に従って Thunderbird を設定するので,この画面は残しておく.
(6) (4)の段階で表示されていた画面に戻り「変更を保存」をクリック.
(7) Thunderbird を起動する
(8) (5)の段階で表示された画面の指示に従い,Thunderbird の側で Gmail 用アカウントの作成と設定を行う.
(9) Thunderbird のメイン画面の左カラム(メールフォルダ一覧)上で,新たに作成したアカウントの「受信トレイ」をクリックする.パスワードを尋ねられるので入力する.
 ⇒ Gmail にあるメールのヘッダ一覧が表示されれば成功.
 ⇒ うまくいかない時は(8)の段階で何らかのミスをしている可能性が高いので,設定を良く確認.特に「ログインIDには '@gmail.com' を付けること」が間違えやすい.

以上で準備終わり.

■手順2:データのダウンロード
(1) ネットブラウザで Infoseekメールにアクセスし,メニュー(画面右上方)の「オプション設定」から「一括ダウンロード」を選ぶ.
 ⇒「一括ダウンロード」というタイトルのウィンドウが開く
(2) ダウンロードしたいフォルダ(例えば foo)を選択して「ダウンロード」をクリック.
 ⇒フォルダを圧縮したZIPファイル(名前は 'infoseek.zip')がローカルディスクに保存される.
(3) 保存した 'infoseek.zip' を解凍する.
 ⇒infoseek_mail という名のフォルダが生成される.
  中には eml 形式のメールが入っている.

■手順3:データのインポート
(1) Thunderbird を起動する
(2) メイン画面の左カラム(メールフォルダ一覧)上で,メールを格納したいローカルなメールフォルダをクリックし,選択状態にする.
(3) メニュー「ツール」>「mbox/eml形式で取り込み・書き出し」>「ディレクトリからすべてのemlファイルを取り込む」>「ディレクトリだけから」を選ぶ.
 ⇒「フォルダの参照」ウィンドウが表れる.
(4) 手順2で生成したフォルダ infoseek_mail を指定し「OK」押下げ.
 ⇒指定したフォルダ内にある eml 形式のファイルが読み込まれる.
(5) 取り込みが終わったら eml 形式のファイルは不要なので捨てて良い.

■手順4:データのアップロード
(1) Thunderbirdを起動する
(2) メイン画面の左カラム(メールフォルダ一覧)上で,メールを格納したい Gmail 上のメールフォルダ〔*注1〕が見えるようにしておく.
(3) メイン画面の左カラム(メールフォルダ一覧)上で,Gmail にアップロードしたいメールが入っているフォルダをクリックし,タイトル一覧を表示させる.
(4) Gmail に送りたいメールを選択し,(2) に述べた Gmail 上のフォルダにドラッグ&ドロップする.
 ⇒Gmail へメールが転送され,メールにはドラッグしたフォルダ名と同じラベルが付加される〔*注1〕転送完了後,もとのメールは自動的に削除される.
 ※
 ※この作業はファイルのアップロードと同じ事なので,少々時間を要することは覚悟しておいた方が良い.
 ※転送するメールの数が多いと,転送が完了する前に作業が止まってしまうことが多いので,小分けに転送した方が安全.途中で止まった場合には転送済のメールがローカルフォルダに残ったままになって混乱するが,Gmail はメールの重複チェックをしてくれるので転送済みかどうかわざわざ確認する必要は無い.一から転送しなおせば良い.

〔*注1〕Gmail にフォルダは存在しないが,Thunderbird 上では便宜的に「ラベル名と同一のフォルダが存在する」ものと見立てて取り扱われる.このため Gmail 上で1つのメールに複数のラベルが付いていれば,Thunderbird 上では複数のフォルダに同一のメールが存在しているように見えるので注意.
 Gmail のフォルダにメールをドラッグ&ドロップしたとき実行されるのは,メールを Gmail 上へ転送し,そのメールにフォルダ名と同一のラベルを付けるという操作である.なお,「受信トレイ」以外にドラッグ&ドロップしたとき,転送したメールに「受信トレイ」というラベルは付かず,最初からアーカイブされた状態で保持されるので慌てないように.

【参考】Gmail の活用法,裏技など
http://tools.rightclicksright.net/data/216837.aspx
Gmailを簡単にバックアップ・リストアできる「GMail Backup」
Gmailをマスターしたい人が読むべきエントリー50選
Better Gmail 2 Firefox Extension for New Gmail
gDisk:Gmail アカウントをポータブルハードドライブへ変換
 

2009年3月31日火曜日

Veoh動画の再構成

Veoh を徘徊していたら,偶然に某和製アニメの高画質版を見つけた.ところが再生してみたら何と音声が独語になっている(動画No.1).うーむ,これでは観てもさっぱり分からんではないか.
こうなってしまうと,意地でも日本語版を見つけ出してやろうと思うのが人情だ.

で,色々漁っていたら首尾よく日本語版が見つかるには見つかった.しかし今度は西語(スペイン語)の字幕入りと来た(動画No.2).字幕があってもそれほど大きな障害にはならないが,スマートさから言えば余分な字幕など無いに越したことはない.しかも1に比べ画質が大分劣るというのも気に入らない.

そこで,[1]の映像と[2]の音声を取り出して新たな動画ファイルと作ろうと思い立ち,実験してみたところ,Virtual Dub を利用してうまく目的を果たすことができたので,その手順をまとめておく.

表1 拾った動画一覧
No. 言語 字幕 容量 時間 寸法 映像(kbps/fps) 音声(kHz/kbps)
[1] 1.09GB 1:46:16 672x440 XviD(1302/25) MP3(48/160)
[2] 西 680MB 1:50:49 720x384 DivX(723/23.98) MP3(48/128)
[3] 1.37GB 1:51:10 672x368 XviD(1309/23.98) AC3(48/448)
 [3]の動画に付いては後述.

(1)動画[1]から映像ストリームを取り出し,その音声ソースとして動画[2]から取り出した音声ストリームを使う.ただし,動画[1]のフレームレートは 25 fps,動画[2]の方は 23.976 fps と異なるので,そのままでは音ズレが生じる.そこで動画[1]のフレームレートを動画[2]と同じ 23.976 fps にしてから音声ストリームを読み込む必要がある.

(2)動画[1]から映像ストリームのみを取り出す.
Virtual Dub に動画[1]を読み込み,メニューから
 ・Audio > No audio
 ・Video > Direct stream copy
 ・Video > Frame rate... >
     change frame rate to (fps): 23.976
の各設定を行い,
 ・File > Save as AVI...
で動画を保存する.ここでは名前を “douga_silent.avi” としよう.
 〔注〕 フレームレートを 23.976 fps としたのは,先述の通り動画[2]と一致させるため.

(3)動画[2]から音声ストリームのみを取り出す.
 ・File > Export > Raw audio...
で音声データを保存する.ここでは名前を “douga_audio.mp3” としよう.

(4)映像ストリームと音声ストリームをまとめる.
手順(1)で生成した“douga_silent.avi”を Virtual Dub に読み込み,メニューから
 ・Audio > Audio from other file...
を選択し,手順(2)で生成した “douga_audio.mp3” を指定する.次に
 ・Video > Direct stream copy
 ・Audio > Direct stream copy
 ・Audio > Interleaving... >
     Delay audio track by: 600 ms
の各設定を行い,
 ・File > Save as AVI...
で動画を保存する.
 〔注〕 遅延時間 (Delay) を 600 ms としたのは,この値を 0 のままにして作った動画だと音声が 0.6s だけ先走るから.実際に作業するときは,試行錯誤によってこの値を見つけなければならない.

 これでおしまい.めでたく高画質,日本語音声,字幕無しの動画が出来上がる.

 なお,表の [3] は後日発見したもの.音声ストリームが 5.1ch の AC3 (48KHz, 448Kbps) と高音質.残念ながら英語の字幕入り.このAC3を [1] の映像にくっつけようとしてみたが音声のズレがうまく調整できず,断念した.

ちなみにAC3を含む動画をいじる時は Virtual Dub Mod が必要.このアプリケーションを使い,Deley を設定して音のズレを修正しようと試みたがうまくいかなかった.Delay の設定値がうまく反映されないのだ.何故だろう?
VirtualDubMod 1.5.10.2(本家)
  VirtualDubMod Language Packs(追加)
  VirtualDubMod localization patch(追加)
  Virtual Dub Mod のダウンロードとインストール
  VirtualDubMod 1.5.10.2 を日本語化して使う方法
 

今さらPhotoShop4.0J - レイヤー

■画像加工の準備
 元の画像はいじらない.新たなレイヤーに画像を複製した上で,いじるように.
 (1) 元画像を読み込む
 (2) 元画像を複製して新しいレイヤーを作る  
    レイヤー > レイヤー複製...
「新規名称」名前を付けたければ入力.「複製先」デフォルトは読み込んだ元画像のファイル名.このままでヨシ.

■透過グラデーションを付ける
 (1)作業対象のレイヤーを選択
  (a)作業対象のレイヤーを選択 
  (b)作ったレイヤー用のマスクを作る  
    レイヤー > レイヤーマスクを追加 > レイヤー全体をマスク
  (c)作成したマスクをアクティブにする. 
  (d)ツールパレットの「描画色」を白にする. 
  (e)ツールパレットの「グラデーションツール」をクリック. 
  (f)オプションパレットを下記のように設定する 
      グラデーション:「透明から描画色へ」
      方式:「線形」か「円形」を選ぶ
      編集...:グラデーションの詳細設定はここで.ラジオボタンは「透明」に.
  (g)画像の一部にグラデーションを施す場合は,範囲を選択する 
   範囲の形状と位置はグラデーションを付けた後で変更可.詳細は注を参照.
  (h)グラデーションの開始位置から終了位置に向かって線分を引く. 

グラデーションをつける方法がここに数パターン挙がっている.
 
 〔注〕マスクのグラデーションに色の設定はできない.描画色をカラーにしていても,グレイスケールに減色される.
 〔注〕画像上で引いた線分と,施されるグラデーションの関係が今ひとつ掴めていない.要整理.
楕円形のグラデーション
 先ず選択ツール(楕円)で適当に円形の範囲を決める〔<shift>キーを押しながら選択すると円になる〕.この状態でグラデーションを付けたあと,
    レイヤー > 自由変形
を選択すると,選択範囲の形状,大きさ,位置が変更できるようになる.便利.
この情報はここで入手した.

 abc
【参考記事】
How to Create a Transparent Gradient
 @MediaCollege.com

■選択範囲の境界をぼかす

<control>キーを押しながら選択範囲内をクリック.コンテクストメニューが出たら「カットしたレイヤー」を選択 ⇒ 選択範囲のみ残したレイヤーと選択範囲が消去されたレイヤーが生成される.もとのレイヤーは無くなる.

  (1) 選択ツールで範囲を選択
  (2) 選択範囲 > 選択範囲の反転
  (3) 選択範囲 > 境界をぼかす... > 「半径」入力
   「半径」には境界線に垂直な方向にぼかしをいれたいピクセル数.
  (4) <delete>キー

【参考記事】
犬の写真を楕円形にぼかす@画像加工の便利帳
「まわりをぼかした写真を作る」
 @オー・ド・シエル 素材実験室 by Kei-Hoshida


■参考ページ
MediaCollege.com 英語だが基本的な使い方が簡潔に図解されている.
Photoshop使い方講座@幻想画廊
Web Design Library
 

2009年3月28日土曜日

ドラマのDVDラベル

自作したDVDのラベルを公開してくれている人が色々います.
有難やありがたや.

 秀逸サイト 
 Atsuko's Custom DVD Label
   女性ならではの繊細さにあふれたラベル
 yama-chanのラベル工房
   TVドラマのラベルならココ リクにも応えてくれる
 jun-kunの自作DVDラベル
   クールでカッコいいラベル
 kun DVDラベル
 日本のドラマDVDラベル
   ラベルの数が半端ではない
 DVDラベル カスタム コレクション
   シャープでハイセンスなラベル.邦画も洋画も.ページが重いのが難点.

 良好サイト 
 しょうちゃんの自作DVDラベル
 トモクローズの自己満足ラベル作成
 LOVECAT-自作DVDラベル
 ごまのカスタムラベルコレクション
 Y'z custom - カスタムDVDラベル -
 LOVECAT-自作DVDラベル
 all kinds of ... DVDラベルや映画紹介、PSP
 

2009年1月16日金曜日

CD/DVD を Mac と Win で共有(承前)

 最終的に,CD から iso イメージを作成できるフリーウェアとして見とかったのは以下の3つ.
  ・CD Manipulator
  ・CDBurnerXP
  ・Magic Iso Maker

CD Manipulator
 CD から .img と .cue なる2つのファイルが生成する..img と .iso は形式が一緒なので拡張子を変えればそれでよいとあちこちに書かれているが,このアプリで作成した .img ファイルは Mac で読めなかった.拡張子を .iso に変えても同様に駄目.

CDBurnerXP
 このアプリでは iso が作成できない CD があった.

Magic Iso Maker
 このアプリでは iso が作成できない CD があった.

2009年1月15日木曜日

CD/DVD を Mac と Win で共有

MacOS X は Windows マシン上の iso ファイルを仮想ドライブとしてデスクトップ上にマウントすることができる.そこで,色々な電子辞書のCDを iso 化して Windows マシン上においておき,Win と Mac から好きなときに好きな辞書にアクセスできるようにしようと考えた(もちろん使用許諾のあるもののみ).

Mac では iso ファイルをダブルクリックするだけで仮想ドライブがマウントされる.
Windows の方は仮想 CD/DVD ドライブマネージャをインストールしておけば良い.定番アプリは DAEMON Tools Lite本家)だろう.→〔解説〕

そこで,CD-ROM の中身を iso 形式にして Windows の HD へ保管する手立てを考える.

MacOS X では「ディスクユーティリティー」を使えば CD-ROM から拡張子 .cdr のディスクイメージが作成でき(例えば AllAboutの記事を参照),この拡張子を .iso に変えるだけで Windows 側でも利用可能になる.

ところが,ある CD-ROM から作成した cdr イメージを Mac 上でマウントすると「壊れている可能性があり,お使いのシステムを壊すかもしれません」というメッセージが表示された.ググッてみると,何件かそういう事例が挙がっていた.使用上問題はなさそうな雰囲気ではあるが,あまり気持ちの良いものではないため,iso ファイルを Windows 側で作ることにした.

検索した結果,使えそうなソフトとして挙がったものは下記の通り.
なお,「はてな」に CD も DVD と同じようにISOイメージを作成できるという書き込みがあったので,信用して DVD 焼きツールを色々漁って見たが,結局,DVD-video 用のツールで CD の iso イメージを作ることはできないようだ.ガセネタを掴まされたらしい.しかし,折角調べたので消さずに残しておく.

◆ CD Manipulator 2.70

 フリーウェア →使用法はこちら
 高性能なCDライティングソフト.マスタリングやCDのバックアップなど幅広い用途に使える.img形式のイメージファイルができるが,どんな形式なのか僕にはまだ不明.

◆ CDBurnerXP 4.2.3

 CD/DVD ライティング ソフトウェア.ブルーレイディスクや HD-DVD もサポート.ISO イメージの作成や書き込みをすることも可能.
 本家HELP〔isoイメージの作り方

◆ burnatone 0.99.5

 フリーウェア →ダウンロードは本家こちらから.使用方法はk本こちら
 シンプルで軽量なCD / DVDライティングソフト.イメージ作成,リッピング,コピーなどの機能がある.音楽ファイルは wav,mp3,mp2,ogg,flac 形式に対応.

◆ DVD Decrypter 3.5.4.0
開発中止/公式サイトは閉鎖
 フリーウェア →ダウンロードは fileforumここそこなどから.
 使い方はこちら
 DVD-Videoのリッピング(チャプター単位も可),バックアップコピー,焼きが行える統合アプリ.DVD Shrink でリッピング中にエラーが出る場合も,DVD Decrypter だと通ることが多いという.

◆ ImgBurn
 CD / DVD / HD DVD / Blu-ray 焼きアプリ.DVD Decrypter から ISO イメージ書き込み機能のみを抜き出したもの.DVD 二層ディスクに公式対応しており書き込みの信頼性が高い.

◆ Magic Iso Maker
 ISOファイルをダイレクトに作成・編集・抽出できるCDイメージファイルユーティリティ.同サイトにはおまけとして仮想CD/DVDドライブ作成ユーティリティー MagicISO Virtual CD/DVD-ROM も置いてある.
 なんか良さそうなアプリなのに,日本語の紹介記事がちっとも無い.どういうこと?

■参考サイト
DVD・CDコピーソフト/ライティングソフト一覧@フリーソフト紹介所
 良く整理されていて便利.

DVDコピーについて
 こちらはDVDメディアの説明に始まり,吸出し+焼きアプリの紹介まで詳しい.参考になる.

 

2009年1月13日火曜日

rm → avi 変換

■ 前説

 Real Video の再生に Real Player を使うのはちと憚られる.スパイウェア疑惑は過去のものかもしれないが,「もう大丈夫だ」というお墨付きが得られないとやはり使う気になれない.
 加えて,最近個人的に avi形式(DivX or XviD + mp3)が好きなので,できれば手持ちの動画をこの形式に統一したいという気持ちもある.

 この形式を好む理由には2つある.
【1.編集が容易】
 DivX or XviD + mp3 なら Virtual Dub で簡単に追加・削除などの編集ができる.ram も切り貼りできないことは無いが,インターフェィスの使い勝手が悪いので作業をしていても楽しくない.

【2.Macで待たずに再生可】
 ASF や WMV を Mac で再生する時には先読みが必要なので再生時にストレスを感じる.DivX or XviD + mp3 なら Mac 上でも素で再生できるので都合が良い.なお,rm は Mac と相性が良いので特に問題はないのだが,1の理由で優先順位が下がってしまう.

 ちなみに,OS X は Windows マシン上のファイルを直接アプリケーションで開くことができるので,ものすごく便利.動画も例外ではなく,Windows マシンにつないだ HD を動画サーバーに見立てて使うことができるのだ.そういう使い方をするのなら,Mac でも扱い易い動画形式にしておく方が良いに決まっている.を Mac で先読み無しに再生できる DivX or XviD + mp3 や ram にしておきたくなるのが人情というものだろう.

■ 変換

 Super で rmvb を avi に変換するテストを実施してみた.
 結論から言うと, ram を avi に変換するときは avi のビットレートを ram のビットレートの2倍位にしなければ画質が維持できないようだ.

 Super での設定は
  avi (XviD+mp3)
  MEncoder + DirectShow Decode
が良さそう.XviD は DivX よりもエンコードに時間を要するが,同一ビットレートにて変換した結果を比較してみると,DivX の方が得られる動画ファイルの容量は若干小さくなり,かつ画質も良いようだ.

■ 変換

 ImTOO RM Converter というシェアウェアがある.
 

2009年1月11日日曜日

エンコード時の画質維持

先の投稿「尻切れ動画の修復」に基づいて動画を再エンコードしている時に気づいたのだが,Super を用いて再エンコードした動画の画質が低下してしまうようだ(これはエンコーダの選定が悪かったためと後で判明).

例えば,MMname2で

 [codec] XviD 1.1.2   [bit rate] 1481Kbps   [frame rate] 29.97fps
 [codec] MPEG1-Layer3  [sampling rate] 48KHz  [bit rate] 128Kbps

と表示されるファイルを,Superで

output container: avi
output video codec: XviD
output audio codec: mp3
MEncoder

[VIDEO]
video scale size: No Change
Aspect: -
Frame/sec: 29.97fps
Bitrate: 1488kbps

[AUDIO]
Sampling frequency: 48000Hz
Channels: 2
Bitrate: 128kbps

のような設定(すなわち元ファイルと同じ条件)で再エンコードすると,得られた動画の画質が元のファイルより悪くなってしまうのだ.

自分なりに原因を調べた結果,分かったことを挙げておく.

可変ビットレートの動画をMMname2で解析したとき得られるビットレートの情報は平均値ではないか? それに対し,Super で設定するビットレートは最大値のような気がする.したがって,ビットレートを MMname2 の表示どおりに設定してエンコードすると,できたファイルのビットレートは全体的に低くなってしまう.

ゆえに,ビットレートは大きめに設定して変換した方がよさそう.

次に,これも確証は無いが,DirectShow Decide にチェックを入れてエンコードした方が画質は良くなるようだ.今までこのスイッチはオフにしていたが,たまたまオンにしてエンコードしたところ,オフの場合よりも良くなったような気がするのだ.とりあえず,今後,このスイッチはオンで行くことにしよう.


 

尻切れ動画の修復

ネットからダウンロードした動画の末尾が完結していないという場面にしばしば遭遇する.ストリーム動画のダウンロードが途中で停止してしまった場合や,元のファイル自体に何らかの不都合(エンコード時やアップロード時のミス)がある場合などにこういう問題が発生するようだ.Gom Player で再生すると画面下のプログレスバーが動画の途中までしか表示されず,数秒先に移動するなどの操作が実行できないファイルがこれだ.MMname2 で解析すると「尻切れファイル」と診断される.

基本的には再度ダウンロードし直せば良いのだが,元ファイル自体が壊れていたり,ダウンロード元が既に存在しない場合は,手元のファイルを修復するしか手がない.そこで,尻切れファイルを修復する方法について考えてみた.修復とはファイルに書き込まれた再生時間の情報と実際の再生時間を一致させるという事である.

【方法1】ストリームコピーで新しいファイルを作る
Super や Virtual Dub のストリームコピー機能を使用して新しいファイルを作成すると,尻切れ状態が解消されることがある.

【方法2】再エンコードする
上の方法でも尻切れが解消されない場合は,Super 等を使って再エンコードすれば良い.
ただし,再エンコードだから時間はかかる.もっと手短に済ます方法は無いものだろうか.今の所,良い方法は見つからない.