2009年1月16日金曜日

CD/DVD を Mac と Win で共有(承前)

 最終的に,CD から iso イメージを作成できるフリーウェアとして見とかったのは以下の3つ.
  ・CD Manipulator
  ・CDBurnerXP
  ・Magic Iso Maker

CD Manipulator
 CD から .img と .cue なる2つのファイルが生成する..img と .iso は形式が一緒なので拡張子を変えればそれでよいとあちこちに書かれているが,このアプリで作成した .img ファイルは Mac で読めなかった.拡張子を .iso に変えても同様に駄目.

CDBurnerXP
 このアプリでは iso が作成できない CD があった.

Magic Iso Maker
 このアプリでは iso が作成できない CD があった.

2009年1月15日木曜日

CD/DVD を Mac と Win で共有

MacOS X は Windows マシン上の iso ファイルを仮想ドライブとしてデスクトップ上にマウントすることができる.そこで,色々な電子辞書のCDを iso 化して Windows マシン上においておき,Win と Mac から好きなときに好きな辞書にアクセスできるようにしようと考えた(もちろん使用許諾のあるもののみ).

Mac では iso ファイルをダブルクリックするだけで仮想ドライブがマウントされる.
Windows の方は仮想 CD/DVD ドライブマネージャをインストールしておけば良い.定番アプリは DAEMON Tools Lite本家)だろう.→〔解説〕

そこで,CD-ROM の中身を iso 形式にして Windows の HD へ保管する手立てを考える.

MacOS X では「ディスクユーティリティー」を使えば CD-ROM から拡張子 .cdr のディスクイメージが作成でき(例えば AllAboutの記事を参照),この拡張子を .iso に変えるだけで Windows 側でも利用可能になる.

ところが,ある CD-ROM から作成した cdr イメージを Mac 上でマウントすると「壊れている可能性があり,お使いのシステムを壊すかもしれません」というメッセージが表示された.ググッてみると,何件かそういう事例が挙がっていた.使用上問題はなさそうな雰囲気ではあるが,あまり気持ちの良いものではないため,iso ファイルを Windows 側で作ることにした.

検索した結果,使えそうなソフトとして挙がったものは下記の通り.
なお,「はてな」に CD も DVD と同じようにISOイメージを作成できるという書き込みがあったので,信用して DVD 焼きツールを色々漁って見たが,結局,DVD-video 用のツールで CD の iso イメージを作ることはできないようだ.ガセネタを掴まされたらしい.しかし,折角調べたので消さずに残しておく.

◆ CD Manipulator 2.70

 フリーウェア →使用法はこちら
 高性能なCDライティングソフト.マスタリングやCDのバックアップなど幅広い用途に使える.img形式のイメージファイルができるが,どんな形式なのか僕にはまだ不明.

◆ CDBurnerXP 4.2.3

 CD/DVD ライティング ソフトウェア.ブルーレイディスクや HD-DVD もサポート.ISO イメージの作成や書き込みをすることも可能.
 本家HELP〔isoイメージの作り方

◆ burnatone 0.99.5

 フリーウェア →ダウンロードは本家こちらから.使用方法はk本こちら
 シンプルで軽量なCD / DVDライティングソフト.イメージ作成,リッピング,コピーなどの機能がある.音楽ファイルは wav,mp3,mp2,ogg,flac 形式に対応.

◆ DVD Decrypter 3.5.4.0
開発中止/公式サイトは閉鎖
 フリーウェア →ダウンロードは fileforumここそこなどから.
 使い方はこちら
 DVD-Videoのリッピング(チャプター単位も可),バックアップコピー,焼きが行える統合アプリ.DVD Shrink でリッピング中にエラーが出る場合も,DVD Decrypter だと通ることが多いという.

◆ ImgBurn
 CD / DVD / HD DVD / Blu-ray 焼きアプリ.DVD Decrypter から ISO イメージ書き込み機能のみを抜き出したもの.DVD 二層ディスクに公式対応しており書き込みの信頼性が高い.

◆ Magic Iso Maker
 ISOファイルをダイレクトに作成・編集・抽出できるCDイメージファイルユーティリティ.同サイトにはおまけとして仮想CD/DVDドライブ作成ユーティリティー MagicISO Virtual CD/DVD-ROM も置いてある.
 なんか良さそうなアプリなのに,日本語の紹介記事がちっとも無い.どういうこと?

■参考サイト
DVD・CDコピーソフト/ライティングソフト一覧@フリーソフト紹介所
 良く整理されていて便利.

DVDコピーについて
 こちらはDVDメディアの説明に始まり,吸出し+焼きアプリの紹介まで詳しい.参考になる.

 

2009年1月13日火曜日

rm → avi 変換

■ 前説

 Real Video の再生に Real Player を使うのはちと憚られる.スパイウェア疑惑は過去のものかもしれないが,「もう大丈夫だ」というお墨付きが得られないとやはり使う気になれない.
 加えて,最近個人的に avi形式(DivX or XviD + mp3)が好きなので,できれば手持ちの動画をこの形式に統一したいという気持ちもある.

 この形式を好む理由には2つある.
【1.編集が容易】
 DivX or XviD + mp3 なら Virtual Dub で簡単に追加・削除などの編集ができる.ram も切り貼りできないことは無いが,インターフェィスの使い勝手が悪いので作業をしていても楽しくない.

【2.Macで待たずに再生可】
 ASF や WMV を Mac で再生する時には先読みが必要なので再生時にストレスを感じる.DivX or XviD + mp3 なら Mac 上でも素で再生できるので都合が良い.なお,rm は Mac と相性が良いので特に問題はないのだが,1の理由で優先順位が下がってしまう.

 ちなみに,OS X は Windows マシン上のファイルを直接アプリケーションで開くことができるので,ものすごく便利.動画も例外ではなく,Windows マシンにつないだ HD を動画サーバーに見立てて使うことができるのだ.そういう使い方をするのなら,Mac でも扱い易い動画形式にしておく方が良いに決まっている.を Mac で先読み無しに再生できる DivX or XviD + mp3 や ram にしておきたくなるのが人情というものだろう.

■ 変換

 Super で rmvb を avi に変換するテストを実施してみた.
 結論から言うと, ram を avi に変換するときは avi のビットレートを ram のビットレートの2倍位にしなければ画質が維持できないようだ.

 Super での設定は
  avi (XviD+mp3)
  MEncoder + DirectShow Decode
が良さそう.XviD は DivX よりもエンコードに時間を要するが,同一ビットレートにて変換した結果を比較してみると,DivX の方が得られる動画ファイルの容量は若干小さくなり,かつ画質も良いようだ.

■ 変換

 ImTOO RM Converter というシェアウェアがある.
 

2009年1月11日日曜日

エンコード時の画質維持

先の投稿「尻切れ動画の修復」に基づいて動画を再エンコードしている時に気づいたのだが,Super を用いて再エンコードした動画の画質が低下してしまうようだ(これはエンコーダの選定が悪かったためと後で判明).

例えば,MMname2で

 [codec] XviD 1.1.2   [bit rate] 1481Kbps   [frame rate] 29.97fps
 [codec] MPEG1-Layer3  [sampling rate] 48KHz  [bit rate] 128Kbps

と表示されるファイルを,Superで

output container: avi
output video codec: XviD
output audio codec: mp3
MEncoder

[VIDEO]
video scale size: No Change
Aspect: -
Frame/sec: 29.97fps
Bitrate: 1488kbps

[AUDIO]
Sampling frequency: 48000Hz
Channels: 2
Bitrate: 128kbps

のような設定(すなわち元ファイルと同じ条件)で再エンコードすると,得られた動画の画質が元のファイルより悪くなってしまうのだ.

自分なりに原因を調べた結果,分かったことを挙げておく.

可変ビットレートの動画をMMname2で解析したとき得られるビットレートの情報は平均値ではないか? それに対し,Super で設定するビットレートは最大値のような気がする.したがって,ビットレートを MMname2 の表示どおりに設定してエンコードすると,できたファイルのビットレートは全体的に低くなってしまう.

ゆえに,ビットレートは大きめに設定して変換した方がよさそう.

次に,これも確証は無いが,DirectShow Decide にチェックを入れてエンコードした方が画質は良くなるようだ.今までこのスイッチはオフにしていたが,たまたまオンにしてエンコードしたところ,オフの場合よりも良くなったような気がするのだ.とりあえず,今後,このスイッチはオンで行くことにしよう.


 

尻切れ動画の修復

ネットからダウンロードした動画の末尾が完結していないという場面にしばしば遭遇する.ストリーム動画のダウンロードが途中で停止してしまった場合や,元のファイル自体に何らかの不都合(エンコード時やアップロード時のミス)がある場合などにこういう問題が発生するようだ.Gom Player で再生すると画面下のプログレスバーが動画の途中までしか表示されず,数秒先に移動するなどの操作が実行できないファイルがこれだ.MMname2 で解析すると「尻切れファイル」と診断される.

基本的には再度ダウンロードし直せば良いのだが,元ファイル自体が壊れていたり,ダウンロード元が既に存在しない場合は,手元のファイルを修復するしか手がない.そこで,尻切れファイルを修復する方法について考えてみた.修復とはファイルに書き込まれた再生時間の情報と実際の再生時間を一致させるという事である.

【方法1】ストリームコピーで新しいファイルを作る
Super や Virtual Dub のストリームコピー機能を使用して新しいファイルを作成すると,尻切れ状態が解消されることがある.

【方法2】再エンコードする
上の方法でも尻切れが解消されない場合は,Super 等を使って再エンコードすれば良い.
ただし,再エンコードだから時間はかかる.もっと手短に済ます方法は無いものだろうか.今の所,良い方法は見つからない.