$HOME/canon/cndrvcups-capt-1.50/ppd/CNCUPSLBP3000CAPTJ.ppd
の中身の一部を
/private/etc/cups/ppd/LBP3300.ppd
にコピーして両面印刷などの詳細設定が可能になるか確認してみる
2007年10月22日月曜日
2007年10月18日木曜日
TeX — xdvi のインストール (3) 裏話
またもや愚痴.
xdvi が動くようになるまでにはさんざん苦労させられ,時間を浪費する羽目になった.くたびれ損のまま終わるのも癪なので,その顛末を記しておく(書いたら書いたでまた余計な時間を使ってしまうことになるが).後日役に立てば儲けモノ.
■ xdvik-22.40v のケース
■
初めて xdvi のインストールを試みた際に freetype の件でつまずいてしまったが,ログを残さなかったので何が悪かったのか今となっては調べようがない.そこで,まずは freetype を使わない設定でインストールしてみようと考えた.
freetype を使わない場合の選択肢としては,代わりに VFlib を使うか(こちらが本来の仕様)あるいはどちらも使わず PK フォントで行くか,の2つがある.そこで,まずはライブラリを必要としない「PK フォントによる表示」の設定でコンパイルしてみる事にした.この場合,configure のオプションには
--without-vflib
を指定すればよい(xdvik-22.40v-j1.17.patch の中身参照).
このコンパイルは成功したが,できた xdvi を使って日本語フォントを含む dvi ファイルを開いてみると,xdvi が PK フォントを作るために呼んだ外部コマンドがうまく動作しない.フォントマップの設定が誤っているのだと思うが,しばし取り組んでみたものの上手くいかないので深追いをやめる.
次は VFlib を使う設定で再インストールしてみることに.そのためには VFlib をまずインストールしなければならない.VFlib には2と3があり,最新版はそれぞれ VFlib2-2.25.6,VFlib3-3.6.11 である.
まずは VFlib2-2.25.6 のインストールを試みるが,configure の段階でいきなりコケる.マシンタイプ powerpc-apple-darwin8.0 が理解できないようだ.configure の中身を眺め回した結果,マシンタイプは configure.guess で調べていることが判明.さらに,このプログラムは Free Software Foundation のフリーウェアだと分かる.どうやらインストール向け汎用ソフトらしい.
そこで,xdvik-22.40v の作業用ディレクトリを覗いてみると,ここにもあった.しかもこっちの方がバージョンが上.ということで,xdvik-22.40v に付属の configure.guess をコピーして使ってみたところ,上手くいった.
ところが,再び別のエラーでコンパイルが止まる.今度は configure.sub というアプリケーションがひっかかっていた.これも configure.guess と同じく汎用ソフトらしいので同様に対処.この結果,./configure は通るようになった.
しかし,結局 make には失敗.
fman.c:483: error: invalid storage class for function 'ReturnCache'
というエラーが出てコンパイルできない.
あきらめて VFlib3-3.6.11 にトライしてみるが,こちらもやはり configure できなかったので,configure.guess と configure.sub を上位バージョンに置き換えて再度以下の様に configure.
./configure --with-kpathsea \
--with-kpathsea-includedir=/usr/local/teTeX/include \
--with-kpathsea-libdir=/usr/local/teTeX/lib
これで configure は無事通ったが,make の方は
/usr/bin/ld: can't locate file for: -lintl
なるエラーでコンパイルに失敗する.intl を find してみるがなにも見つからず.ここで頓挫.
VFlib の configure で最初にコケた時点から,他の人はちゃんとインストールできたのか気になって色々検索していたが「あらかじめインストールしておく」程度の記述が散見される程度(例えば iTeX : ISSP TeX Distributuion Package や makelog/pLaTeX).皆何のトラブルも無くインストールできているらしい.
しかし変だ. VFlib3-3.6.11 に添付されている configure.guess が Mac に対応していない事を誰も書いていないのはなぜなのか.「あらかじめインストール」した人はどうやってコンパイルに成功したというのか.そもそも,VFlib の本家サイトが消失しているというのが解せない.
しつこく検索していたところ,2ch の UNIX 板(過去ログ)に以下の記述を発見.
67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/16 11:22
>>57 >>61-62
METAFONTとかVFLIBとかもうobsoleteなんだけど
そういう最新(?)情報って少なかったりするからねえ。
何だって? 2002年の時点で obsolete だというのか? VFlib の機能はどこに吸収あるいは代替されたというのだろう.訳が分からない.「最新(?)情報が少ない」というよりも,久しぶりに UNIX に触れた僕にとっては「皆無」である.情報が離散していて時系列も無茶苦茶なので(日付の無いページが多いのは非常に困り者だ)後追いする方は大変なのだ.オープンソースが持つ最大の欠点にまたもや振り回された.
とにかく,これ以上 VFlib にかかずらわるのはやめた方が良さそうだ.という訳で,freetype を使う設定で xdvi をコンパイルすることにした.
ただし,TeXのインストール ー PukiWiki には,“Mac OS X 10.3 の場合,必ず OS 付属の X11 に同梱されている freetype を使うようにしなければならない”といった意味の記述があるので(でないと,日本語が表示されないらしい),/usr/X11R6/ の下にある freetype を使ってコンパイルする方針で行く.
しかし,
./configure --prefix=/usr/local/teTeX --disable-multiplatform
--enable-freetype --with-xdvi-x-toolkit=xaw3d
22.84.8
./configure --prefix=/usr/local/teTeX \
--enable-freetype --disable-multiplatform \
--mandir='${prefix}/man' --with-xdvi-x-toolkit=xaw3d
xdvi が動くようになるまでにはさんざん苦労させられ,時間を浪費する羽目になった.くたびれ損のまま終わるのも癪なので,その顛末を記しておく(書いたら書いたでまた余計な時間を使ってしまうことになるが).後日役に立てば儲けモノ.
■ xdvik-22.40v のケース
■
初めて xdvi のインストールを試みた際に freetype の件でつまずいてしまったが,ログを残さなかったので何が悪かったのか今となっては調べようがない.そこで,まずは freetype を使わない設定でインストールしてみようと考えた.
freetype を使わない場合の選択肢としては,代わりに VFlib を使うか(こちらが本来の仕様)あるいはどちらも使わず PK フォントで行くか,の2つがある.そこで,まずはライブラリを必要としない「PK フォントによる表示」の設定でコンパイルしてみる事にした.この場合,configure のオプションには
--without-vflib
を指定すればよい(xdvik-22.40v-j1.17.patch の中身参照).
このコンパイルは成功したが,できた xdvi を使って日本語フォントを含む dvi ファイルを開いてみると,xdvi が PK フォントを作るために呼んだ外部コマンドがうまく動作しない.フォントマップの設定が誤っているのだと思うが,しばし取り組んでみたものの上手くいかないので深追いをやめる.
次は VFlib を使う設定で再インストールしてみることに.そのためには VFlib をまずインストールしなければならない.VFlib には2と3があり,最新版はそれぞれ VFlib2-2.25.6,VFlib3-3.6.11 である.
まずは VFlib2-2.25.6 のインストールを試みるが,configure の段階でいきなりコケる.マシンタイプ powerpc-apple-darwin8.0 が理解できないようだ.configure の中身を眺め回した結果,マシンタイプは configure.guess で調べていることが判明.さらに,このプログラムは Free Software Foundation のフリーウェアだと分かる.どうやらインストール向け汎用ソフトらしい.
そこで,xdvik-22.40v の作業用ディレクトリを覗いてみると,ここにもあった.しかもこっちの方がバージョンが上.ということで,xdvik-22.40v に付属の configure.guess をコピーして使ってみたところ,上手くいった.
ところが,再び別のエラーでコンパイルが止まる.今度は configure.sub というアプリケーションがひっかかっていた.これも configure.guess と同じく汎用ソフトらしいので同様に対処.この結果,./configure は通るようになった.
しかし,結局 make には失敗.
fman.c:483: error: invalid storage class for function 'ReturnCache'
というエラーが出てコンパイルできない.
あきらめて VFlib3-3.6.11 にトライしてみるが,こちらもやはり configure できなかったので,configure.guess と configure.sub を上位バージョンに置き換えて再度以下の様に configure.
./configure --with-kpathsea \
--with-kpathsea-includedir=/usr/local/teTeX/include \
--with-kpathsea-libdir=/usr/local/teTeX/lib
これで configure は無事通ったが,make の方は
/usr/bin/ld: can't locate file for: -lintl
なるエラーでコンパイルに失敗する.intl を find してみるがなにも見つからず.ここで頓挫.
VFlib の configure で最初にコケた時点から,他の人はちゃんとインストールできたのか気になって色々検索していたが「あらかじめインストールしておく」程度の記述が散見される程度(例えば iTeX : ISSP TeX Distributuion Package や makelog/pLaTeX).皆何のトラブルも無くインストールできているらしい.
しかし変だ. VFlib3-3.6.11 に添付されている configure.guess が Mac に対応していない事を誰も書いていないのはなぜなのか.「あらかじめインストール」した人はどうやってコンパイルに成功したというのか.そもそも,VFlib の本家サイトが消失しているというのが解せない.
しつこく検索していたところ,2ch の UNIX 板(過去ログ)に以下の記述を発見.
67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/16 11:22
>>57 >>61-62
METAFONTとかVFLIBとかもうobsoleteなんだけど
そういう最新(?)情報って少なかったりするからねえ。
何だって? 2002年の時点で obsolete だというのか? VFlib の機能はどこに吸収あるいは代替されたというのだろう.訳が分からない.「最新(?)情報が少ない」というよりも,久しぶりに UNIX に触れた僕にとっては「皆無」である.情報が離散していて時系列も無茶苦茶なので(日付の無いページが多いのは非常に困り者だ)後追いする方は大変なのだ.オープンソースが持つ最大の欠点にまたもや振り回された.
とにかく,これ以上 VFlib にかかずらわるのはやめた方が良さそうだ.という訳で,freetype を使う設定で xdvi をコンパイルすることにした.
ただし,TeXのインストール ー PukiWiki には,“Mac OS X 10.3 の場合,必ず OS 付属の X11 に同梱されている freetype を使うようにしなければならない”といった意味の記述があるので(でないと,日本語が表示されないらしい),/usr/X11R6/ の下にある freetype を使ってコンパイルする方針で行く.
しかし,
./configure --prefix=/usr/local/teTeX --disable-multiplatform
--enable-freetype --with-xdvi-x-toolkit=xaw3d
22.84.8
./configure --prefix=/usr/local/teTeX \
--enable-freetype --disable-multiplatform \
--mandir='${prefix}/man' --with-xdvi-x-toolkit=xaw3d
2007年10月17日水曜日
TeX — xdvi のインストール (2) 再挑戦
xdvi のインストールに再挑戦した.以下そのメモ.
まずは内山氏のページに書かれている xdvik-22.40v のインストールから.〔最終的には最新版の xdvik-22.84.12 にしたい.〕
■ 必要ファイルの準備
● xdvik-22.40v.tar.gz
CTAN にはすでに xdvik-22.40v が存在しないのでよそを探す.NetBSD においてあるソースファイルの中に発見.拝領する.
ちなみに FileWatcher で xdvik を探すと細かいバージョンがうじゃうじゃ出てくる.xdvik-22.40y1 などもここで入手できそう.
● xdvik-22.40v-j1.17.patch.gz
日本語パッチは土村氏のxdvi 日本語化・機能拡張パッチのページから入手.
● w3c-libwww-5.4.0.patch
あと,libwwwにあてるパッチ w3c-libwww-5.4.0.patch が必要とのことなので,もらっておく.
■ xdvik-22.40v 単独でインストール(試行)
日本語パッチをあてずに,英語版が正しく導入できるかまずはテスト.
なお,以下の記述において $HOME はユーザーのホームディレクトリを指す.また,ダウンロードしたファイルは全て $HOME にあり,以下の作業は $HOME から始めるものとする.
◆xdvik-22.40v の解凍
xdvik-22.40v.tar.gz
w3c-libwww-5.4.0.patch
→ tar.gzを作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ tar zxvf xdvik-22.40v.tar.gz -C ./src
→ $HOME/src の下に生成される xdvik-22.40v/libs/libwww でパッチあて
↓ cd ./src/xdvik-22.40v/libs/libwww
↓ patch -p1 < ../../../../w3c-libwww-5.4.0.patch
→ $HOME/src/xdvik-22.40v でコンパイル
↓ cd ../..
↓ ./configure --disable-multiplatform \
--mandir='${prefix}/share/man' --with-x-toolkit=xaw3d
↓ make 2>&1 | tee make.log
→ 生成バイナリのインストール(make installはしない)
↓ sudo cp xdvi.bin /usr/local/teTeX/bin/xdvi
↓ sudo cp -r texmf /usr/local/teTeX/share/texmf/xdvi
↓ sudo updmap
↓ sudo mktexlsr
↓ sudo texconfig conf
■ 動作確認
X11 を起動し,コマンドラインから xdvi を入力するとファイル入力画面が開く.ここで英字のみの dvi ファイルを選択して開くと,dvi ファイルが正しく表示された.成功.
ただし,ウィンドウの大きさを変える右下角のつまみが画面からはみ出ていて触れない.メニューバーから「ウィンドウ」>「拡大/縮小」を実行するとウィンドウがリサイズされるので,とりあえずはこれでしのぐ事に.
あと,表示画面が貧弱(gv と比べ大きく見劣りする).--with-x-toolkit=xaw3d を指定したのに反映されていないような気がする.しかし今まで X11 を使った事が無いので,なんとも判断できない.
■ xdvik-22.40v を日本語化してインストール
xdvik-22.40v のインストールおよび動作の確認ができたので,今度は日本語パッチをあててインストールしてみる.
一旦,$HOME/src/xdvik-22.40v を全て削除し,$HOME から改めて以下の作業を実行.
xdvik-22.40v.tar.gz
w3c-libwww-5.4.0.patch
xdvik-22.40v-j1.17.patch.gz
→ tar.gzを作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ tar zxvf xdvik-22.40v.tar.gz -C ./src
→ $HOME/src の下に生成される xdvik-22.40v/libs/libwww でパッチあて
↓ cd ./src/xdvik-22.40v/libs/libwww
↓ patch -p1 < ../../../../w3c-libwww-5.4.0.patch
→ $HOME/src/xdvik-22.40v でパッチあて
↓ cd ../..
↓ gunzip -c ../../xdvik-22.40v-j1.17.patch.gz | patch -p1
→ $HOME/src/xdvik-22.40v でコンパイル
↓ ./configure --disable-multiplatform --with-vflib=vf2ft \
--mandir='${prefix}/man' --with-x-toolkit=xaw3d
↓ make 2>&1 | tee make.log
→ 生成バイナリのインストール(make installはしない)
↓ cd texk/xdvik /* ←この行は重要 */
↓ sudo make install
↓ sudo cp xdvi.bin /usr/local/teTeX/bin/xdvi
↓ sudo cp -r texmf /usr/local/teTeX/share/texmf/xdvi
↓ sudo updmap
↓ sudo mktexlsr
↓ sudo texconfig conf
【補足】
TeXのインストール ー PukiWiki には,“Mac OS X 10.3 の場合,必ず OS 付属の X11 に同梱されている freetype を使うようにしなければならない”といった意味の記述がある.でないと,日本語が表示されないらしい.
【以下書きかけ】
ディレクトリ
/usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype
を作成し,そこで以下のコマンドを実行し,otf フォントへのシンボリックリンクを作成.
sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraMinPro-W3.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraMinPro-W6.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraKakuPro-W3.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraKakuPro-W6.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraMaruPro-W4 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraMaruPro-W4.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuStd-W8 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraKakuStd-W8.otf
# --with-vflib=vf2ft
min /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
nmin /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
goth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
tmin /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
tgoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
ngoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
jis /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
jisg /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
# dm /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf # not checked
# dg /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf # not checked
mgoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMaruPro-W4.otf
fmin /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W6.otf
fgoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W8.otf
xdvik-22.84.8
./configure --prefix=/usr/local/teTeX \
--disable-multiplatform --mandir='${prefix}/man' --enable-freetype --with-xdvi-x-toolkit=xaw3d
まずは内山氏のページに書かれている xdvik-22.40v のインストールから.〔最終的には最新版の xdvik-22.84.12 にしたい.〕
■ 必要ファイルの準備
● xdvik-22.40v.tar.gz
CTAN にはすでに xdvik-22.40v が存在しないのでよそを探す.NetBSD においてあるソースファイルの中に発見.拝領する.
ちなみに FileWatcher で xdvik を探すと細かいバージョンがうじゃうじゃ出てくる.xdvik-22.40y1 などもここで入手できそう.
● xdvik-22.40v-j1.17.patch.gz
日本語パッチは土村氏のxdvi 日本語化・機能拡張パッチのページから入手.
● w3c-libwww-5.4.0.patch
あと,libwwwにあてるパッチ w3c-libwww-5.4.0.patch が必要とのことなので,もらっておく.
■ xdvik-22.40v 単独でインストール(試行)
日本語パッチをあてずに,英語版が正しく導入できるかまずはテスト.
なお,以下の記述において $HOME はユーザーのホームディレクトリを指す.また,ダウンロードしたファイルは全て $HOME にあり,以下の作業は $HOME から始めるものとする.
◆xdvik-22.40v の解凍
xdvik-22.40v.tar.gz
w3c-libwww-5.4.0.patch
→ tar.gzを作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ tar zxvf xdvik-22.40v.tar.gz -C ./src
→ $HOME/src の下に生成される xdvik-22.40v/libs/libwww でパッチあて
↓ cd ./src/xdvik-22.40v/libs/libwww
↓ patch -p1 < ../../../../w3c-libwww-5.4.0.patch
→ $HOME/src/xdvik-22.40v でコンパイル
↓ cd ../..
↓ ./configure --disable-multiplatform \
--mandir='${prefix}/share/man' --with-x-toolkit=xaw3d
↓ make 2>&1 | tee make.log
→ 生成バイナリのインストール(make installはしない)
↓ sudo cp xdvi.bin /usr/local/teTeX/bin/xdvi
↓ sudo cp -r texmf /usr/local/teTeX/share/texmf/xdvi
↓ sudo updmap
↓ sudo mktexlsr
↓ sudo texconfig conf
■ 動作確認
X11 を起動し,コマンドラインから xdvi を入力するとファイル入力画面が開く.ここで英字のみの dvi ファイルを選択して開くと,dvi ファイルが正しく表示された.成功.
ただし,ウィンドウの大きさを変える右下角のつまみが画面からはみ出ていて触れない.メニューバーから「ウィンドウ」>「拡大/縮小」を実行するとウィンドウがリサイズされるので,とりあえずはこれでしのぐ事に.
あと,表示画面が貧弱(gv と比べ大きく見劣りする).--with-x-toolkit=xaw3d を指定したのに反映されていないような気がする.しかし今まで X11 を使った事が無いので,なんとも判断できない.
■ xdvik-22.40v を日本語化してインストール
xdvik-22.40v のインストールおよび動作の確認ができたので,今度は日本語パッチをあててインストールしてみる.
一旦,$HOME/src/xdvik-22.40v を全て削除し,$HOME から改めて以下の作業を実行.
xdvik-22.40v.tar.gz
w3c-libwww-5.4.0.patch
xdvik-22.40v-j1.17.patch.gz
→ tar.gzを作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ tar zxvf xdvik-22.40v.tar.gz -C ./src
→ $HOME/src の下に生成される xdvik-22.40v/libs/libwww でパッチあて
↓ cd ./src/xdvik-22.40v/libs/libwww
↓ patch -p1 < ../../../../w3c-libwww-5.4.0.patch
→ $HOME/src/xdvik-22.40v でパッチあて
↓ cd ../..
↓ gunzip -c ../../xdvik-22.40v-j1.17.patch.gz | patch -p1
→ $HOME/src/xdvik-22.40v でコンパイル
↓ ./configure --disable-multiplatform --with-vflib=vf2ft \
--mandir='${prefix}/man' --with-x-toolkit=xaw3d
↓ make 2>&1 | tee make.log
→ 生成バイナリのインストール(
↓ cd texk/xdvik /* ←この行は重要 */
↓ sudo make install
【補足】
TeXのインストール ー PukiWiki には,“Mac OS X 10.3 の場合,必ず OS 付属の X11 に同梱されている freetype を使うようにしなければならない”といった意味の記述がある.でないと,日本語が表示されないらしい.
【以下書きかけ】
ディレクトリ
/usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype
を作成し,そこで以下のコマンドを実行し,otf フォントへのシンボリックリンクを作成.
sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraMinPro-W3.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraMinPro-W6.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraKakuPro-W3.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraKakuPro-W6.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraMaruPro-W4 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraMaruPro-W4.otf
sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuStd-W8 /System/Library/Fonts/*.otf)" HiraKakuStd-W8.otf
# --with-vflib=vf2ft
min /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
nmin /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
goth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
tmin /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
tgoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
ngoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
jis /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf
jisg /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf
# dm /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W3.otf # not checked
# dg /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W6.otf # not checked
mgoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMaruPro-W4.otf
fmin /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraMinPro-W6.otf
fgoth /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/opentype/HiraKakuPro-W8.otf
xdvik-22.84.8
./configure --prefix=/usr/local/teTeX \
--disable-multiplatform --mandir='${prefix}/man' --enable-freetype --with-xdvi-x-toolkit=xaw3d
2007年10月11日木曜日
TeX — xdvi のインストール (1)ミスって大損害
この長文はほとんど愚痴です.読む価値はありません.ただし,最後のパラグラフには重要な情報が書かれていると思います.
xdvik をインストールしてみたが失敗に終わった.
もともと xdvik のインストールには難しいところがある.xdvik は他のアプリケーションに比べて更新頻度が高く,xdvik-22.15,22.40,そして 22.8x(x=1〜4)と多数のバージョンがあるし,また日本語パッチも本家への追従と独自の改変が重ねられているのでリリースが沢山ある.ところが,選択の参考になる記事や適用例がちっとも見つからない.
内山氏のページには 22.40 のインストール方法が記載されているが,リンクの張られた先に既にそのバージョンはない.旧バージョンを置いてないのは新バージョンの使用を強く推奨しているためなんじゃなかろうか,という印象を受けてしまったので,22.40 の探索をやめて最新版をインストールする方針に決定.
そこで上記リンク先から最新版の xdvik-22.84.12.tar.gz を拾い,それに対応する日本語パッチ xdvik-22.84.12-j1.34.patch.gz を探し出して拝領.
ただし,この組み合わせをインストールした紹介例がネット上に見当たらず,Mac OS X で何の改変もなしに動くのかさっぱり判断できないので,内山氏らの書いた 22.40 のインストール方法を参考にしながらダメモトでやってみる.
で結果は失敗.コンパイルはきちんと完了し,X11 上で xdvik を起動することはできたものの,ファイルを読み込むと何も表示されずにアプリケーションが終了してしまう.フォントの設定が悪いのだろうか.
そこで日本語パッチをあてるのをやめ,xdvik-22.84.12 のまま再コンパイルしてみるが,できたアプリで英語の dvi ファイルを開いてみてもやっぱりダメ.
configure する際与えるパラメータを変えてみたり,cnf ファイルをいじってみたりしたが,ダメなものはダメだった.
何が悪いのかといろいろググッているうちにエラい事を発見.内山氏は xdvi のインストールに先立って FreeType をインストールするよう指示しているが,別のページ(PukiWiki)によると,Mac OS X 10.3 の場合、必ず OS 付属の X11 に同梱されている freetype を使うようにしなければならないらしい.う〜む.内山氏のページは OS X 10.2 を対象に書かれているので,おそらく PukiWiki の記述の方が新しいのだろう.OS X 10.4 の場合どうすべきなのかは検索しても見当たらないが,10.3 に準ずると考えるのが妥当ではないか.
ということで,自分でインストールした FreeType 関連のファイルをあわてて /usr から別の場所に非難させ,改めて xdvik をコンパイルしてみたが結果はやはりバツ.
しかたがないので一旦 xdvik の導入を保留にし,内山氏の Mxdvi のインストールを先に片付けることにした.ところが,それこそ解説のページや添付のReadme 1st に「書いてある通りにやってみた」のだが動かない.Mac OS X Tiger で Mxdvi を使えている例がちゃんとあるので,こちら側の問題であることは間違いなさそうだが,何度も文書を読み返し,何度もやり直してみたものの,結局どこに落ち度があるのか見つけられなかった.「書いてある通りにやってみたけど動きません」的な質問を作者にぶつける訳にもいかないし,困った…
dvi の viewer が無いのはかなり不便だが,もう一手間かけて pdf までもっていけば何とかなると考え,インストールを一旦中止し,実際に TeX で文書を作成する作業に戻ることにした. ところが!いつの間にか platex が正常に動かなくなっているではないか! 今まで見た事も無いエラーでコンパイルが中止されてしまう.
「xdvik の作業中に手順を誤ると $TEXMF/web2c/texmf.cnfが上書きされてしまう」とあちこちにいてあったので,「あれ?間違えた覚えはないけども,多分原因はこれだな」と思い,念のためにとっておいたtexmf.cnfのバックアップをリストアした.ところが,それでも platex が動かない!
mktexlsr を実行してみたが結果は同じ事.platex が吐くエラーメッセージを見ると,どこかの設定ファイルが致命的に書き換えられているようだが,こうなるともう僕のスキルでは原因の突き止めようがない.よしんば書き換えられた設定ファイルが探し出せたとしても,その中身をどのように修正すればよいか皆目見当がつかないだろう.
それならば teTeX と pTeX をコンパイルし直した方が早い.そう判断して,まず teTeX を再インストールしたのだが,sudo make install が正常終了しなくなったではないか!(泣)tcfmgr.map と fmtutil.cnf が見つからないと言われる.よく調べてみると,fmtutil を実行する時点でパスがきちんと通っていないことが判明.そんなこと言われても,$prefix はデフォルトを使っているから,configure するときオプションにパスを指定する必要などないし,実際最初コンパイルしたときはそれでうまく行っている.一体なにが最初にインストールしたときと違っているというのか.
これ以上踏ん張ってもラチがあかないと判断し,ディレクトリ teTeX と src をばっさり削除して一からインストールしなおす.ところが,やはり fmtutil.cnf が見つからず sudo make install が異常終了.嗚呼 orz.このパラグラフの作業を3回ほど繰り返すも,結果はやっぱり orz.相変わらず,tcfmgr.map と fmtutil.cnf が見つからないと言われる.いつどこでパスの設定がおかしくなっているのかさっぱり分からない.
teTeX と src を削除して一からインストールしているのにうまくいかないなんて,『あり得ないことが起こっている』としか言いようが無いではないか.
こうなったらヤケクソである.OS X 10.4 を再インストールだ.なんでそこまで遡らなきゃならんのだ!と毒づきながら,OS を入れ直し,Developer Tools を入れ直し,X11 を入れ直し,そのあとようやく祈る思いで teTeX をコンパイルしてインストール.で結果は,やっぱり sudo make install が異常終了.嗚呼あぁぁぁぁ! もう泣きそうである.
やはり make する時点でパスの設定がおかしくなっているという問題に正面から取り組まざるを得ないようだ.嫌だけど.
気を取り直して make ファイルの中身など色々眺めているときに,ふと環境変数はどうなっているのかと思い,set コマンドを実行したところ,
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf
という結果が目に入る.あれ? 何故この変数だけ残っているのだろうか.Makefile の中には他にも色々変数が定義されていたはずなのに,TEXMFCNF だけ値が残っているなんておかしい.
新しいシェルを起動してもTEXMFCNFにはこの値が残っている.
ターミナルを再起動してもTEXMFCNFにはこの値が残っている.
何とマックを再起動してもTEXMFCNFにはこの値が残っている.
ありえん./etc/profile,.bash_profile,.bashrc のどれにもそんな事は書いてないし,make も実行していないのに値が入っているなんてありえん.これは一体どういう事なのか.
頭を疑問符で一杯にしながらさらにネットを徘徊しているうちに,とんでもない情報を発見.田中氏によると,なんと Mac OS X では Finder から起動するアプリケーションに渡す環境変数は ~/.MacOSX/environment.plist というファイルに記述することになっており,なんとそこで設定した環境変数は Mac OS X 全体で有効になるというのだ! それは知らなんだ.
つまりこれは Terminal で bash を使う立場からすれば,/etc/profile,.bash_profile,.bashrc の他にも環境変数を設定する場所があるという事ではないか.
なんてこったい.Mxdvi をインストールするとき, ~/.MacOSX/environment.plist を作って
<key>TEXMFCNF</key>
<string>/usr/local/teTeX/share/texmf</string>
と書いたではないか.ここでの設定がずっとついて回っていたのだ.どうりで何をやっても TEXMFCNF の値が消えない訳だ.てっきり environment.plist は Mxdvi に固有のファイルだと思い込んでいたが,とんでもない勘違いだったのか.
そこで,environment.plist をブッ殺してから Mac を再起動し,teTeX のインストール作業をやってみたところ,遂に!コンパイルに成功した!!!! ここに辿り着くまでの道のりの如何に長かったことか.心底くたびれた.
しかし,それにしても,だ.~/.MacOSX/environment.plist で
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf
と値を設定したせいで,teTeX がコンパイルできなくなるなんて,ヒドいですよ内山さ〜んと思いながら改めて readme 1st.rtf を眺めて驚いた.
TEXMFCNF=/usr/local/share/texmf/web2c
となるようにしろと書いてあるではないか.これはつまり texmf ではなくtexmf/web2c を指定しろと言う事だ.
それで思い出した.僕の場合,$prefix=/usr/local/teTeX だから,
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf/web2c
と書くべきであり,実際,最初はそう書いて Mxdvi を動作させてみたのに動かなかったのだ.それで試しに /web2c を消し,
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf
としてみたが,やはり動作しなかったので「あかんわ」と諦め,/web2c を削ったまんまの状態で Mxdvi に拘るのをやめてしまった.元に戻す「一手」を省略したばっかりに,TEXMFCNF にはずっと誤った値が入ったままとなって teTeX のコンパイルに支障を来すことになり,その結果とてつもない時間の損失が生じる羽目になったのである.
実は Mxdvi の動作確認を行う時点で,僕は ~/.MacOSX/environment.plist を Mxdvi に固有のファイルと思い込んでしまった(そりゃ少しは変だなと思いましたよ.こんなグローバルな名前でいいのかって).だから environment.plist に加えた変更は Mxdvi を再起動すれば反映されると思った.しかし実際は,environment.plist の変更を有効にするためには Mac を再起動しなければならない.この事を知らなかったために,「Mxdvi が動作しない」と判断してしまい,下手に environment.plist をいじり, TeX 全体に悪影響を及ぼす罠を自分で仕込んでしまう結果になったのである.
そりゃ,自分の稚拙な判断で勝手にファイルを書き換えたんだから自分の責任ですよ.だけど,environment.plist の変更を有効にするためには Mac を再起動しなければならない というのは OS X ユーザーの「常識」に迄は達していないと思うので,やっぱり Mxdvi の ReadMe にはきちんと書いておいて欲しいですよね,内山先生.これって贅沢ですか?
xdvik をインストールしてみたが失敗に終わった.
もともと xdvik のインストールには難しいところがある.xdvik は他のアプリケーションに比べて更新頻度が高く,xdvik-22.15,22.40,そして 22.8x(x=1〜4)と多数のバージョンがあるし,また日本語パッチも本家への追従と独自の改変が重ねられているのでリリースが沢山ある.ところが,選択の参考になる記事や適用例がちっとも見つからない.
内山氏のページには 22.40 のインストール方法が記載されているが,リンクの張られた先に既にそのバージョンはない.旧バージョンを置いてないのは新バージョンの使用を強く推奨しているためなんじゃなかろうか,という印象を受けてしまったので,22.40 の探索をやめて最新版をインストールする方針に決定.
そこで上記リンク先から最新版の xdvik-22.84.12.tar.gz を拾い,それに対応する日本語パッチ xdvik-22.84.12-j1.34.patch.gz を探し出して拝領.
ただし,この組み合わせをインストールした紹介例がネット上に見当たらず,Mac OS X で何の改変もなしに動くのかさっぱり判断できないので,内山氏らの書いた 22.40 のインストール方法を参考にしながらダメモトでやってみる.
で結果は失敗.コンパイルはきちんと完了し,X11 上で xdvik を起動することはできたものの,ファイルを読み込むと何も表示されずにアプリケーションが終了してしまう.フォントの設定が悪いのだろうか.
そこで日本語パッチをあてるのをやめ,xdvik-22.84.12 のまま再コンパイルしてみるが,できたアプリで英語の dvi ファイルを開いてみてもやっぱりダメ.
configure する際与えるパラメータを変えてみたり,cnf ファイルをいじってみたりしたが,ダメなものはダメだった.
何が悪いのかといろいろググッているうちにエラい事を発見.内山氏は xdvi のインストールに先立って FreeType をインストールするよう指示しているが,別のページ(PukiWiki)によると,Mac OS X 10.3 の場合、必ず OS 付属の X11 に同梱されている freetype を使うようにしなければならないらしい.う〜む.内山氏のページは OS X 10.2 を対象に書かれているので,おそらく PukiWiki の記述の方が新しいのだろう.OS X 10.4 の場合どうすべきなのかは検索しても見当たらないが,10.3 に準ずると考えるのが妥当ではないか.
ということで,自分でインストールした FreeType 関連のファイルをあわてて /usr から別の場所に非難させ,改めて xdvik をコンパイルしてみたが結果はやはりバツ.
しかたがないので一旦 xdvik の導入を保留にし,内山氏の Mxdvi のインストールを先に片付けることにした.ところが,それこそ解説のページや添付のReadme 1st に「書いてある通りにやってみた」のだが動かない.Mac OS X Tiger で Mxdvi を使えている例がちゃんとあるので,こちら側の問題であることは間違いなさそうだが,何度も文書を読み返し,何度もやり直してみたものの,結局どこに落ち度があるのか見つけられなかった.「書いてある通りにやってみたけど動きません」的な質問を作者にぶつける訳にもいかないし,困った…
dvi の viewer が無いのはかなり不便だが,もう一手間かけて pdf までもっていけば何とかなると考え,インストールを一旦中止し,実際に TeX で文書を作成する作業に戻ることにした. ところが!いつの間にか platex が正常に動かなくなっているではないか! 今まで見た事も無いエラーでコンパイルが中止されてしまう.
「xdvik の作業中に手順を誤ると $TEXMF/web2c/texmf.cnfが上書きされてしまう」とあちこちにいてあったので,「あれ?間違えた覚えはないけども,多分原因はこれだな」と思い,念のためにとっておいたtexmf.cnfのバックアップをリストアした.ところが,それでも platex が動かない!
mktexlsr を実行してみたが結果は同じ事.platex が吐くエラーメッセージを見ると,どこかの設定ファイルが致命的に書き換えられているようだが,こうなるともう僕のスキルでは原因の突き止めようがない.よしんば書き換えられた設定ファイルが探し出せたとしても,その中身をどのように修正すればよいか皆目見当がつかないだろう.
それならば teTeX と pTeX をコンパイルし直した方が早い.そう判断して,まず teTeX を再インストールしたのだが,sudo make install が正常終了しなくなったではないか!(泣)tcfmgr.map と fmtutil.cnf が見つからないと言われる.よく調べてみると,fmtutil を実行する時点でパスがきちんと通っていないことが判明.そんなこと言われても,$prefix はデフォルトを使っているから,configure するときオプションにパスを指定する必要などないし,実際最初コンパイルしたときはそれでうまく行っている.一体なにが最初にインストールしたときと違っているというのか.
これ以上踏ん張ってもラチがあかないと判断し,ディレクトリ teTeX と src をばっさり削除して一からインストールしなおす.ところが,やはり fmtutil.cnf が見つからず sudo make install が異常終了.嗚呼 orz.このパラグラフの作業を3回ほど繰り返すも,結果はやっぱり orz.相変わらず,tcfmgr.map と fmtutil.cnf が見つからないと言われる.いつどこでパスの設定がおかしくなっているのかさっぱり分からない.
teTeX と src を削除して一からインストールしているのにうまくいかないなんて,『あり得ないことが起こっている』としか言いようが無いではないか.
こうなったらヤケクソである.OS X 10.4 を再インストールだ.なんでそこまで遡らなきゃならんのだ!と毒づきながら,OS を入れ直し,Developer Tools を入れ直し,X11 を入れ直し,そのあとようやく祈る思いで teTeX をコンパイルしてインストール.で結果は,やっぱり sudo make install が異常終了.嗚呼あぁぁぁぁ! もう泣きそうである.
やはり make する時点でパスの設定がおかしくなっているという問題に正面から取り組まざるを得ないようだ.嫌だけど.
気を取り直して make ファイルの中身など色々眺めているときに,ふと環境変数はどうなっているのかと思い,set コマンドを実行したところ,
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf
という結果が目に入る.あれ? 何故この変数だけ残っているのだろうか.Makefile の中には他にも色々変数が定義されていたはずなのに,TEXMFCNF だけ値が残っているなんておかしい.
新しいシェルを起動してもTEXMFCNFにはこの値が残っている.
ターミナルを再起動してもTEXMFCNFにはこの値が残っている.
何とマックを再起動してもTEXMFCNFにはこの値が残っている.
ありえん./etc/profile,.bash_profile,.bashrc のどれにもそんな事は書いてないし,make も実行していないのに値が入っているなんてありえん.これは一体どういう事なのか.
頭を疑問符で一杯にしながらさらにネットを徘徊しているうちに,とんでもない情報を発見.田中氏によると,なんと Mac OS X では Finder から起動するアプリケーションに渡す環境変数は ~/.MacOSX/environment.plist というファイルに記述することになっており,なんとそこで設定した環境変数は Mac OS X 全体で有効になるというのだ! それは知らなんだ.
つまりこれは Terminal で bash を使う立場からすれば,/etc/profile,.bash_profile,.bashrc の他にも環境変数を設定する場所があるという事ではないか.
なんてこったい.Mxdvi をインストールするとき, ~/.MacOSX/environment.plist を作って
<key>TEXMFCNF</key>
<string>/usr/local/teTeX/share/texmf</string>
と書いたではないか.ここでの設定がずっとついて回っていたのだ.どうりで何をやっても TEXMFCNF の値が消えない訳だ.てっきり environment.plist は Mxdvi に固有のファイルだと思い込んでいたが,とんでもない勘違いだったのか.
そこで,environment.plist をブッ殺してから Mac を再起動し,teTeX のインストール作業をやってみたところ,遂に!コンパイルに成功した!!!! ここに辿り着くまでの道のりの如何に長かったことか.心底くたびれた.
しかし,それにしても,だ.~/.MacOSX/environment.plist で
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf
と値を設定したせいで,teTeX がコンパイルできなくなるなんて,ヒドいですよ内山さ〜んと思いながら改めて readme 1st.rtf を眺めて驚いた.
TEXMFCNF=/usr/local/share/texmf/web2c
となるようにしろと書いてあるではないか.これはつまり texmf ではなくtexmf/web2c を指定しろと言う事だ.
それで思い出した.僕の場合,$prefix=/usr/local/teTeX だから,
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf/web2c
と書くべきであり,実際,最初はそう書いて Mxdvi を動作させてみたのに動かなかったのだ.それで試しに /web2c を消し,
TEXMFCNF=/usr/local/teTeX/share/texmf
としてみたが,やはり動作しなかったので「あかんわ」と諦め,/web2c を削ったまんまの状態で Mxdvi に拘るのをやめてしまった.元に戻す「一手」を省略したばっかりに,TEXMFCNF にはずっと誤った値が入ったままとなって teTeX のコンパイルに支障を来すことになり,その結果とてつもない時間の損失が生じる羽目になったのである.
実は Mxdvi の動作確認を行う時点で,僕は ~/.MacOSX/environment.plist を Mxdvi に固有のファイルと思い込んでしまった(そりゃ少しは変だなと思いましたよ.こんなグローバルな名前でいいのかって).だから environment.plist に加えた変更は Mxdvi を再起動すれば反映されると思った.しかし実際は,environment.plist の変更を有効にするためには Mac を再起動しなければならない.この事を知らなかったために,「Mxdvi が動作しない」と判断してしまい,下手に environment.plist をいじり, TeX 全体に悪影響を及ぼす罠を自分で仕込んでしまう結果になったのである.
そりゃ,自分の稚拙な判断で勝手にファイルを書き換えたんだから自分の責任ですよ.だけど,environment.plist の変更を有効にするためには Mac を再起動しなければならない というのは OS X ユーザーの「常識」に迄は達していないと思うので,やっぱり Mxdvi の ReadMe にはきちんと書いておいて欲しいですよね,内山先生.これって贅沢ですか?
2007年10月9日火曜日
TeX — Ghostscript と gv のインストール
MacOS X — TeX のインストールで platex, dvips, dvipdfmx が一通り動くようになった.図の無い文書ならこれで十分だが,eps 形式の図を取り込んだ文書を作るためにはさらに ghostscript が必要となる.
また PSTricks や xypic を使って図を組み込む場合,dvi → pdf の直接変換では図が上手く表示されないので,dvi → ps → pdf の手順を踏まなければならない.そこで ghostscript に付いてくる ps2pdf14(ps → pdf)も要る.
ということで,ghostscript と使い勝手の良いヴィューワの gv をインストールする.
■ ghostscript 8.53 のインストール
インストールは作者不明のGhostscript のインストール(Mac OS X 10.4 Tiger)によった.最新版は 8.54 だが,上記の記事が 8.53 を対象に書かれているので,安全のため 8.53 を選択することにした.
なお,以下の記述において $HOME はユーザーのホームディレクトリを指す.また,ダウンロードしたファイルは全て $HOME にあり,以下の作業は $HOME から始めるものとする.
◆プログラムとフォントのインストール
ghostscript-8.53.tar.gz
zlib-1.2.3.tar.gz
ghostscript-fonts-other-6.0.tar.gz (←実際のリンクは ftp://)
ghostscript-fonts-std-8.11.tar.gz (←実際のリンクは ftp://)
→ 4つとも作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ tar zxvf ghostscript-8.53.tar.gz -C ./src
↓ tar zxvf zlib-1.2.3.tar.gz -C ./src
↓ tar zxvf ghostscript-fonts-other-6.0.tar.gz -C ./src
↓ tar zxvf ghostscript-fonts-std-8.11.tar.gz -C ./src
→ その下に生成される ghostscript-8.53/zlib を差替え
↓ cd ./src/ghostscript-8.53
↓ rm -r zlib
↓ mv ../zlib-1.2.3 ./zlib
→ $HOME/src/ghostscript-8.53 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure
↓ make 2>&1 | tee make.log
↓ sudo make install 2>&1 | tee make-install.log
→ フォントを移動
↓ cd $HOME/src
↓ sudo mv fonts /usr/local/share/ghostscript/.
◆URW フォント置き換え
geturw.sh (←フォントをダウンロードするためのシェルスクリプト)
→ 正しいフォントを落として元のファイルを上書き
↓ mkdir $HOME/src/urw
↓ cd $HOME/src/urw
↓ sh $HOME/geturw.sh
↓ sudo mv *.pfb /usr/local/share/ghostscript/fonts/.
◆ヒラギノフォントの登録
必要ファイルなし
→ ヒラギノフォントへのリンクを作成
↓ sudo mkdir /usr/local/share/ghostscript/8.53/Resource/CIDFont
↓ cd /usr/local/share/ghostscript/8.53/Resource/CIDFont
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraMinPro-W3
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraMinPro-W6
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraKakuPro-W3
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraKakuPro-W6
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraMaruPro-W4 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraMaruPro-W4
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuStd-W8 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraKakuStd-W8
◆リュウミンライトと中ゴシックBBBをヒラギノで代替
必要ファイルなし
→ cidfmapに情報を追加
↓ sudo vi /usr/local/share/ghostscript/8.53/lib/cidfmap
↓ Goと打ち,最終行に以下の6行を追加
/Ryumin-Light /HiraMinPro-W3 ;
/Ryumin-Regular /HiraMinPro-W6 ;
/FutoMinA101-Bold /HiraKakuStd-W8 ;
/GothicBBB-Medium /HiraKakuPro-W3 ;
/FutoGoB101-Bold /HiraKakuPro-W6 ;
/Jun101-Light /HiraMaruPro-W4 ;
↓ [esc]:wqと打ち,エディタを保存終了
◆その他の日本語フォントを設定
Font.tar.bz2
→ $HOME/src の下に展開.
↓ cd $HOME
↓ tar jxvf Font.tar.bz2 -C ./src
→ src の下に生成されたフォントを所定位置に移動
↓ sudo mv ./src/Font /usr/local/share/ghostscript/8.53/Resource/.
◆動作確認
dvipsの動作確認をしたとき作ったファイル jclasses.ps をPDFファイルに変換してみる.
ps2pdf14 jclasses.ps jclasses.pdf
少し時間がかかるが,何も表示されずにコマンドプロンプトが帰ってくれば成功.jclasses.pdfが出来ている.
■ gv 3.6.1 のインストール(要 libXaw3d-1.5 ライブラリ)
gv のインストールは 内山氏の書いた方法と作者不明のページの記述を総合して行った.
〔理由〕一度内山氏の書いた方法に従って gv のインストールを試みたが,gv のコンパイルにおいて,
sudo make install
が失敗に終わり,実行ファイル gv が生成されなかったため.
なお,インストールしたバージョンは作者不明のページに記述のある gv-3.6.1.
gv-3.6.1.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ cd
↓ tar zxvf gv-3.6.1.tar.gz -C ./src
↓ cd ./src/gv-3.6.1
↓xmkmf -a (←これは必要ないと思われる)
→ gv-3.6.1/src/setenv.cの修正
↓ vi ./src/setenv.c
↓ 100Giconst[spc][esc]と打ち,100行目を次のように変更.
変更前: char *name;
⇒ 変更後: const char *name;
↓ 42Gcwconst[esc]と打ち,42行目を次のように変更.
変更前: register char *name, *value;
⇒ 変更後: const char *name, *value;
↓ [esc]:wqと打ち,エディタを保存終了
→ $HOME/src/gv-3.6.1 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure
↓ make
↓ sudo make install
◆動作確認
Finder から X11 を起動する.dvipsの動作確認をしたとき作ったファイル jclasses.ps のあるディレクトリに移動して
gv jclasses.ps
を実行.gv のウィンドウが開き,1ページ目が正しく表示されればインストール成功(ただし,表示に必要なフォントを内部で準備するため,ページが表示されるまでには多少時間を要する).
また PSTricks や xypic を使って図を組み込む場合,dvi → pdf の直接変換では図が上手く表示されないので,dvi → ps → pdf の手順を踏まなければならない.そこで ghostscript に付いてくる ps2pdf14(ps → pdf)も要る.
ということで,ghostscript と使い勝手の良いヴィューワの gv をインストールする.
■ ghostscript 8.53 のインストール
インストールは作者不明のGhostscript のインストール(Mac OS X 10.4 Tiger)によった.最新版は 8.54 だが,上記の記事が 8.53 を対象に書かれているので,安全のため 8.53 を選択することにした.
なお,以下の記述において $HOME はユーザーのホームディレクトリを指す.また,ダウンロードしたファイルは全て $HOME にあり,以下の作業は $HOME から始めるものとする.
◆プログラムとフォントのインストール
ghostscript-8.53.tar.gz
zlib-1.2.3.tar.gz
ghostscript-fonts-other-6.0.tar.gz (←実際のリンクは ftp://)
ghostscript-fonts-std-8.11.tar.gz (←実際のリンクは ftp://)
→ 4つとも作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ tar zxvf ghostscript-8.53.tar.gz -C ./src
↓ tar zxvf zlib-1.2.3.tar.gz -C ./src
↓ tar zxvf ghostscript-fonts-other-6.0.tar.gz -C ./src
↓ tar zxvf ghostscript-fonts-std-8.11.tar.gz -C ./src
→ その下に生成される ghostscript-8.53/zlib を差替え
↓ cd ./src/ghostscript-8.53
↓ rm -r zlib
↓ mv ../zlib-1.2.3 ./zlib
→ $HOME/src/ghostscript-8.53 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure
↓ make 2>&1 | tee make.log
↓ sudo make install 2>&1 | tee make-install.log
→ フォントを移動
↓ cd $HOME/src
↓ sudo mv fonts /usr/local/share/ghostscript/.
◆URW フォント置き換え
geturw.sh (←フォントをダウンロードするためのシェルスクリプト)
→ 正しいフォントを落として元のファイルを上書き
↓ mkdir $HOME/src/urw
↓ cd $HOME/src/urw
↓ sh $HOME/geturw.sh
↓ sudo mv *.pfb /usr/local/share/ghostscript/fonts/.
◆ヒラギノフォントの登録
必要ファイルなし
→ ヒラギノフォントへのリンクを作成
↓ sudo mkdir /usr/local/share/ghostscript/8.53/Resource/CIDFont
↓ cd /usr/local/share/ghostscript/8.53/Resource/CIDFont
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraMinPro-W3
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraMinPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraMinPro-W6
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W3 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraKakuPro-W3
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuPro-W6 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraKakuPro-W6
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraMaruPro-W4 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraMaruPro-W4
↓ sudo ln -s "$(grep -l HiraKakuStd-W8 /System/Library/Fonts/*.otf)" \
HiraKakuStd-W8
◆リュウミンライトと中ゴシックBBBをヒラギノで代替
必要ファイルなし
→ cidfmapに情報を追加
↓ sudo vi /usr/local/share/ghostscript/8.53/lib/cidfmap
↓ Goと打ち,最終行に以下の6行を追加
/Ryumin-Light /HiraMinPro-W3 ;
/Ryumin-Regular /HiraMinPro-W6 ;
/FutoMinA101-Bold /HiraKakuStd-W8 ;
/GothicBBB-Medium /HiraKakuPro-W3 ;
/FutoGoB101-Bold /HiraKakuPro-W6 ;
/Jun101-Light /HiraMaruPro-W4 ;
↓ [esc]:wqと打ち,エディタを保存終了
◆その他の日本語フォントを設定
Font.tar.bz2
→ $HOME/src の下に展開.
↓ cd $HOME
↓ tar jxvf Font.tar.bz2 -C ./src
→ src の下に生成されたフォントを所定位置に移動
↓ sudo mv ./src/Font /usr/local/share/ghostscript/8.53/Resource/.
◆動作確認
dvipsの動作確認をしたとき作ったファイル jclasses.ps をPDFファイルに変換してみる.
ps2pdf14 jclasses.ps jclasses.pdf
少し時間がかかるが,何も表示されずにコマンドプロンプトが帰ってくれば成功.jclasses.pdfが出来ている.
■ gv 3.6.1 のインストール(要 libXaw3d-1.5 ライブラリ)
gv のインストールは 内山氏の書いた方法と作者不明のページの記述を総合して行った.
〔理由〕一度内山氏の書いた方法に従って gv のインストールを試みたが,gv のコンパイルにおいて,
sudo make install
が失敗に終わり,実行ファイル gv が生成されなかったため.
なお,インストールしたバージョンは作者不明のページに記述のある gv-3.6.1.
gv-3.6.1.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
↓ cd
↓ tar zxvf gv-3.6.1.tar.gz -C ./src
↓ cd ./src/gv-3.6.1
↓
→ gv-3.6.1/src/setenv.cの修正
↓ vi ./src/setenv.c
↓ 100Giconst[spc][esc]と打ち,100行目を次のように変更.
変更前: char *name;
⇒ 変更後: const char *name;
↓ 42Gcwconst[esc]と打ち,42行目を次のように変更.
変更前: register char *name, *value;
⇒ 変更後: const char *name, *value;
↓ [esc]:wqと打ち,エディタを保存終了
→ $HOME/src/gv-3.6.1 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure
↓ make
↓ sudo make install
◆動作確認
Finder から X11 を起動する.dvipsの動作確認をしたとき作ったファイル jclasses.ps のあるディレクトリに移動して
gv jclasses.ps
を実行.gv のウィンドウが開き,1ページ目が正しく表示されればインストール成功(ただし,表示に必要なフォントを内部で準備するため,ページが表示されるまでには多少時間を要する).
TeX — TeX, dvipsk, dvipdfmx のインストール
内山氏の記述に従って teTeX,pTeX,dvipsk,dvipdfmx をインストールした.以下にその際の記録をまとめておく.
なお,TeXのインストール先はデフォルト $PREFIX=/usr/local/teTeX とする.また,$HOME はユーザーのホームディレクトリを指し,ダウンロードしたアーカイブファイルはすべてこの中においてあるものとする.
■ teTeXのインストール
tetex-texmf-3.0.tar.gz
→ $PREFIX/share/texmf-dist に展開
tetex-texmfsrc-3.0.tar.gz
→ $PREFIX/share/texmf-dist に展開
tetex-src-3.0.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
→ $HOME/src/tetex-src-3.0/ でコンパイルし,インストール
↓ ./configure --disable-multiplatform --without-xdvik --without-oxdvik
↓ make 2>&1 | tee make.log
↓ sudo make install 2>&1 | tee make-install.log
→ 環境変数の内容を確認
↓ texconfig conf
■ pTeX のインストール(要 mktemp コマンド)
ptex-texmf-2.3.tar.gz
→ $PREFIX/share/texmf に展開
ptex-src-3.1.8.1.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/tetex-src-3.0/texk/web2c に展開
→ その下に生成される/ptex-src-3.1.8.1 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure sjis
↓ make
↓ sudo make install
◆動作確認
ここまできたら,
platex jclasses.dtx
を実行してインストールが正常に行われたか確認してみる.
--------------------------ここから---
*******************
* Checksum passed *
*******************
) [59] (./jclasses.aux)
LaTeX Font Warning: Some font shapes were not available, defaults substituted.
)
(see the transcript file for additional information)
Output written on jclasses.dvi (59 pages, 198104 bytes).
Transcript written on jclasses.log.
--------------------------ここまで---
と表示されてコンパイルが終了すればOK.jclasses.dvi が生成されているはず.フォントに関する警告が出るが,これは問題ない.
なお,この時点ではまだ jclasses.dvi の中身を見ることはできない.
■ dvipsk の日本語化とインストール
dvipsk-jpatch-p1.7.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/teTeX-src-3.0/texk/dvipsk に展開
→ ここでパッチをあてる
↓ patch -p1 < dvipsk-p1.7.patch
→ ここでコンパイルし,インストール
↓./configure --prefix=/usr/local/teTeX --disable-multiplatform
↓ make
↓ sudo make install
→ フォントマップをアップデート
↓ sudo updmap
〔注〕内山氏の記述には赤字の部分が無いが,これを実行しないとうまく動作しないのではないかと思う.
〔2007/10/10追記〕
後日再インストールした際には,configure しなくてもコンパイルできた.前やったときは make install の段階でエラーが出たと記憶しているのだが.何故?
◆動作確認
dvips jclasses.dvi
を実行すると(先に jclasses.dtxをコンパイルして出来たファイル),
-------------------------------ここから---
This is dvips(k) p1.7 Copyright 2005 ASCII Corp.(www-ptex@ascii.co.jp)
based on dvips(k) 5.95a Copyright 2005 Radical Eye Software (www.radicaleye.com)
' TeX output 2007.09.25:0710' -> jclasses.ps
<tex.pro><texps.pro>. <cmsl10.pfb><cmsl9.pfb><cmbxti10.pfb><cmti10.pfb>
<cmsy10.pfb><cmmi9.pfb><cmss10.pfb><cmbx12.pfb><cmtt10.pfb><cmr9.pfb>
<cmsltt10.pfb><cmss9.pfb><cmsy9.pfb><cmtt9.pfb><cmcsc10.pfb><cmmi10.pfb>
<cmr7.pfb><cmr10.pfb><cmbx10.pfb><cmmi12.pfb><cmr12.pfb><cmr17.pfb>[1] [2]
[3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
[20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34]
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[50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59]
-------------------------------ここまで---
となればOK.実際には初めてこの命令を実行すると,フォントが作成されるのでもっと色々なメッセージが表示されるし,コンパイルにかかる時間も長い.
コンパイルが成功すれば,jclasses.ps が生成する.このファイルをダブルクリックすると,MacOS X 添付けの "プレビュー" が起動し,内部で pdf に変換したものを表示してくれるので,正しくコンパイルされているか確認すると良い.ただし,日本語は文字化けする.これは "プレビュー" の仕様(理由は誰かが書いていたが,URLを失念した).
■dvipdfmx のインストール
dvipdfmx-20070518.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/tetex-src-3.0/texk に展開
→ その下に生成される /dvipdfmx-20070518 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure --prefix=/usr/local/teTeX
↓ make
↓ sudo make install
aj16.tar.Z
→ 任意の作業用ディレクトリに展開
→ その下に生成される /CMap を $PREFIX/share/texmf/dvipdfm の下に移動
→ mktexlsr を実行
→$PREFIX/share/texmf/dvipdfm/cid-x.map に以下の記述を追加する.
$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.map の誤り.[2010/04/12追記]
<cid-x.map>の中身
rml H Ryumin-Light
gbm H GothicBBB-Medium
rmlv V Ryumin-Light
gbmv V GothicBBB-Medium
〔注〕内山氏の記述では
$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.map
を作成せよとあるが,これは dvipdfmx-20050821 をインストールする場合の話.
今回インストールした dvipdfmx-20070518 では,最初から$PREFIX/share/texmf/dvipdfm の中に cid-x.map が存在しているので,そのファイルにデータを追記する.$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.mapを作成する必要は無い.
上記の記述は誤り.
/CMap と cid-x.map の置き場所は異なる.
前者は $PREFIX/share/texmf/dvipdfm
後者は $PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.map
である.
◆動作確認
dvipdfmx jclasses.dvi
を実行すると(先に jclasses.dtxをコンパイルして出来たファイル),
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここからーーー
jclasses.dvi -> jclasses.pdf
[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21]
[22][23][24][25][26][27][28][29][30][31][32][33][34][35][36][37][38][39][40]
[41][42][43][44][45][46][47][48][49][50][51][52][53][54][55][56][57][58][59]
198136 bytes written
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここまでーーー
となればOK.'jclasses.pdf' が生成する.このファイルは "プレビュー" か Acrobat Reader で閲覧可.
〔注〕この時点では,eps ファイルを図として取り込んだファイルを pdf に変換すると Warning が出る.出来た pdf ファイルでは図の部分が空白になる.この問題は Ghostscript をインストールすれば解決するはず.その証拠に,dvips で作成した .ps ファイルを "プレビュー" で開くと,日本語は文字化けするが図はきちんと表示される.
若干問題点は残るが,インストール自体は完了.つぎは Ghostscript と gv をインストールしよう.
なお,TeXのインストール先はデフォルト $PREFIX=/usr/local/teTeX とする.また,$HOME はユーザーのホームディレクトリを指し,ダウンロードしたアーカイブファイルはすべてこの中においてあるものとする.
■ teTeXのインストール
tetex-texmf-3.0.tar.gz
→ $PREFIX/share/texmf-dist に展開
tetex-texmfsrc-3.0.tar.gz
→ $PREFIX/share/texmf-dist に展開
tetex-src-3.0.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/ に展開
→ $HOME/src/tetex-src-3.0/ でコンパイルし,インストール
↓ ./configure --disable-multiplatform --without-xdvik --without-oxdvik
↓ make 2>&1 | tee make.log
↓ sudo make install 2>&1 | tee make-install.log
→ 環境変数の内容を確認
↓ texconfig conf
■ pTeX のインストール(要 mktemp コマンド)
ptex-texmf-2.3.tar.gz
→ $PREFIX/share/texmf に展開
ptex-src-3.1.8.1.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/tetex-src-3.0/texk/web2c に展開
→ その下に生成される/ptex-src-3.1.8.1 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure sjis
↓ make
↓ sudo make install
◆動作確認
ここまできたら,
platex jclasses.dtx
を実行してインストールが正常に行われたか確認してみる.
--------------------------ここから---
*******************
* Checksum passed *
*******************
) [59] (./jclasses.aux)
LaTeX Font Warning: Some font shapes were not available, defaults substituted.
)
(see the transcript file for additional information)
Output written on jclasses.dvi (59 pages, 198104 bytes).
Transcript written on jclasses.log.
--------------------------ここまで---
と表示されてコンパイルが終了すればOK.jclasses.dvi が生成されているはず.フォントに関する警告が出るが,これは問題ない.
なお,この時点ではまだ jclasses.dvi の中身を見ることはできない.
■ dvipsk の日本語化とインストール
dvipsk-jpatch-p1.7.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/teTeX-src-3.0/texk/dvipsk に展開
→ ここでパッチをあてる
↓ patch -p1 < dvipsk-p1.7.patch
→ ここでコンパイルし,インストール
↓
↓ make
↓ sudo make install
→ フォントマップをアップデート
↓ sudo updmap
〔2007/10/10追記〕
後日再インストールした際には,configure しなくてもコンパイルできた.前やったときは make install の段階でエラーが出たと記憶しているのだが.何故?
◆動作確認
dvips jclasses.dvi
を実行すると(先に jclasses.dtxをコンパイルして出来たファイル),
-------------------------------ここから---
This is dvips(k) p1.7 Copyright 2005 ASCII Corp.(www-ptex@ascii.co.jp)
based on dvips(k) 5.95a Copyright 2005 Radical Eye Software (www.radicaleye.com)
' TeX output 2007.09.25:0710' -> jclasses.ps
<tex.pro><texps.pro>. <cmsl10.pfb><cmsl9.pfb><cmbxti10.pfb><cmti10.pfb>
<cmsy10.pfb><cmmi9.pfb><cmss10.pfb><cmbx12.pfb><cmtt10.pfb><cmr9.pfb>
<cmsltt10.pfb><cmss9.pfb><cmsy9.pfb><cmtt9.pfb><cmcsc10.pfb><cmmi10.pfb>
<cmr7.pfb><cmr10.pfb><cmbx10.pfb><cmmi12.pfb><cmr12.pfb><cmr17.pfb>[1] [2]
[3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
[20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34]
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[50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59]
-------------------------------ここまで---
となればOK.実際には初めてこの命令を実行すると,フォントが作成されるのでもっと色々なメッセージが表示されるし,コンパイルにかかる時間も長い.
コンパイルが成功すれば,jclasses.ps が生成する.このファイルをダブルクリックすると,MacOS X 添付けの "プレビュー" が起動し,内部で pdf に変換したものを表示してくれるので,正しくコンパイルされているか確認すると良い.ただし,日本語は文字化けする.これは "プレビュー" の仕様(理由は誰かが書いていたが,URLを失念した).
■dvipdfmx のインストール
dvipdfmx-20070518.tar.gz
→ 作業用ディレクトリ $HOME/src/tetex-src-3.0/texk に展開
→ その下に生成される /dvipdfmx-20070518 でコンパイルし,インストール
↓ ./configure --prefix=/usr/local/teTeX
↓ make
↓ sudo make install
aj16.tar.Z
→ 任意の作業用ディレクトリに展開
→ その下に生成される /CMap を $PREFIX/share/texmf/dvipdfm の下に移動
→ mktexlsr を実行
→
$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.map の誤り.[2010/04/12追記]
<cid-x.map>の中身
rml H Ryumin-Light
gbm H GothicBBB-Medium
rmlv V Ryumin-Light
gbmv V GothicBBB-Medium
$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.map
を作成せよとあるが,これは dvipdfmx-20050821 をインストールする場合の話.
今回インストールした dvipdfmx-20070518 では,最初から$PREFIX/share/texmf/dvipdfm の中に cid-x.map が存在しているので,そのファイルにデータを追記する.$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.mapを作成する必要は無い.
上記の記述は誤り.
/CMap と cid-x.map の置き場所は異なる.
前者は $PREFIX/share/texmf/dvipdfm
後者は $PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.map
である.
◆動作確認
dvipdfmx jclasses.dvi
を実行すると(先に jclasses.dtxをコンパイルして出来たファイル),
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここからーーー
jclasses.dvi -> jclasses.pdf
[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21]
[22][23][24][25][26][27][28][29][30][31][32][33][34][35][36][37][38][39][40]
[41][42][43][44][45][46][47][48][49][50][51][52][53][54][55][56][57][58][59]
198136 bytes written
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここまでーーー
となればOK.'jclasses.pdf' が生成する.このファイルは "プレビュー" か Acrobat Reader で閲覧可.
〔注〕この時点では,eps ファイルを図として取り込んだファイルを pdf に変換すると Warning が出る.出来た pdf ファイルでは図の部分が空白になる.この問題は Ghostscript をインストールすれば解決するはず.その証拠に,dvips で作成した .ps ファイルを "プレビュー" で開くと,日本語は文字化けするが図はきちんと表示される.
若干問題点は残るが,インストール自体は完了.つぎは Ghostscript と gv をインストールしよう.
2007年10月8日月曜日
terminal — 覚え書き
◆rootアカウントの有効化(2007/10/06追加)
Netinfo マネージャを起動し、「ドメイン」メニューから「セキュリテイ」-「ルートユーザを有効」を選択し、rootアカウントを有効にする必要がある。(出典:田中俊光氏の覚書き)
◆tcsh の設定ファイル(出典:UNIXの部屋 検索: ~/.tcshrc)
~/.tcshrc
ログイン時に自動的に読まれる。
このファイルが無かった場合、~/.cshrc が読まれる。tcsh を使っている場合、初期設定を書くには、大別して3つのやり方がある。
1) 絶対に tcsh しか使わないなら、全てのシェル変数、環境変数、alias、complete などの設定を~/.tcshrc に書けばよい。
2) たまに csh を使うなら、csh・tcsh 共用の設定 (tcsh の内部コマンドである complete などを除いたもの) を ~/.cshrc に書いて、その中で
if ( ${?tcsh} ) then
endif
を書き、この if 文の中に tcsh 専用の設定を書けばよい。
3) あるいは、~/.cshrc に csh・tcsh 共用の設定を書き、~/.tcshrc に tcsh 専用の設定を書いて、~/.tcshrc の最後に
source ~/.cshrc
としてもよい。どの方法を取るかは好みの問題。
◆
Terminal を走らせると、/etc/profile と ~/.bash_profile が 実行されるが、/etc/bashrc や ~/.bashrc は実行されない。 それに対し、X11からxtermを走らせると、 /etc/profile と ~/.bash_profile は実行されないが、 /etc/bashrc と ~/.bashrcが実行される。
そこで、Terminal, xterm, どちらを走らせても、 PATH と DISPLAYの環境変数が設定されるように、 共通の設定は ~/.bashrc にまとめ、 ~/.bash_profileからは~/.bashrc を実行する。
Linux全般編 シェルの基本操作法(後編3:シェル変数と環境変数)より抜粋・改変
シェル変数:現在実行中のシェルのみで有効
環境変数:シェルから実行したコマンドにも引き継がれる
bashでは,シェル変数と環境変数はほとんど同列の扱い
シェル変数をエクスポートすると環境変数になる
tcshでは,シェル変数と環境変数を別の変数として扱う
変数に値を設定するコマンドも異なる
●bashの場合
シェル変数varに値「example」を設定
$ var=example
このシェル変数を環境変数に
$ export var
シェル変数varを参照するには${var}と記述.
シェル変数varの削除(設定値ではなく,変数自体を削除)
$ unset var
現在設定されているシェル変数の一覧を出力
$ set
特定のシェル変数varの設定値だけを出力(「$」を忘れない)
$ echo $var
設定されている環境変数の一覧
$ printenv
特定の環境変数varの設定値を出力
$ printenv var
●tcshの場合
シェル変数varに値「example」を設定
% set var = example
シェル変数varの削除(設定値ではなく,変数自体を削除)
% unset var
環境変数VARを削除
% unsetenv VAR
現在設定されているシェル変数の一覧を出力
% set
環境変数VARに値「example」を設定
% setenv VAR example
設定されている環境変数の一覧
% printenv
特定の環境変数varの設定値を出力
% printenv var
■リンク
Linux コマンド入門
bashとシェルスクリプトの基礎
Netinfo マネージャを起動し、「ドメイン」メニューから「セキュリテイ」-「ルートユーザを有効」を選択し、rootアカウントを有効にする必要がある。(出典:田中俊光氏の覚書き)
◆シェルの登録場所
/etc/shells
---------------------------------------------<contents>
/bin/bash
/bin/csh
/bin/ksh
/bin/sh
/bin/tcsh
/bin/zsh
---------------------------------------------<contents>
◆bashの設定ファイル(出典:Cyberam)
/etc/profile
ログイン時にだけ実行されるシステム全体の設が記述されたスクリプトファイル。
~/.bash_profile
ログイン時にだけ実行されるスクリプトファイル。
~/.bashrc
bashの起動時に実行されるスクリプトファイル。起動される度に実行される。
~/.bash_logout
bashをログアウトするときに実行されるスクリプトファイル。
~/.bash_history
コマンド履歴が保存されており、環境変数HISTSIZEの値を変更することで保存するコマンド履歴数を変更できる。
ログアウトの度にコマンド履歴をリセットしたいのであれば~/.bash_logoutに"rm -f $HOME/.bash_history"を記述する。
また~/.bash_profileなどのスクリプトの内容を適用するためにログアウトし直すのは面倒なので
#source ~/.bash_profile
を実行することですぐに設定を有効にできる。
◆tcsh の設定ファイル(出典:UNIXの部屋 検索: ~/.tcshrc)
~/.tcshrc
ログイン時に自動的に読まれる。
このファイルが無かった場合、~/.cshrc が読まれる。tcsh を使っている場合、初期設定を書くには、大別して3つのやり方がある。
1) 絶対に tcsh しか使わないなら、全てのシェル変数、環境変数、alias、complete などの設定を~/.tcshrc に書けばよい。
2) たまに csh を使うなら、csh・tcsh 共用の設定 (tcsh の内部コマンドである complete などを除いたもの) を ~/.cshrc に書いて、その中で
if ( ${?tcsh} ) then
endif
を書き、この if 文の中に tcsh 専用の設定を書けばよい。
3) あるいは、~/.cshrc に csh・tcsh 共用の設定を書き、~/.tcshrc に tcsh 専用の設定を書いて、~/.tcshrc の最後に
source ~/.cshrc
としてもよい。どの方法を取るかは好みの問題。
◆
Terminal を走らせると、/etc/profile と ~/.bash_profile が 実行されるが、/etc/bashrc や ~/.bashrc は実行されない。 それに対し、X11からxtermを走らせると、 /etc/profile と ~/.bash_profile は実行されないが、 /etc/bashrc と ~/.bashrcが実行される。
そこで、Terminal, xterm, どちらを走らせても、 PATH と DISPLAYの環境変数が設定されるように、 共通の設定は ~/.bashrc にまとめ、 ~/.bash_profileからは~/.bashrc を実行する。
Linux全般編 シェルの基本操作法(後編3:シェル変数と環境変数)より抜粋・改変
シェル変数:現在実行中のシェルのみで有効
環境変数:シェルから実行したコマンドにも引き継がれる
bashでは,シェル変数と環境変数はほとんど同列の扱い
シェル変数をエクスポートすると環境変数になる
tcshでは,シェル変数と環境変数を別の変数として扱う
変数に値を設定するコマンドも異なる
●bashの場合
シェル変数varに値「example」を設定
$ var=example
このシェル変数を環境変数に
$ export var
シェル変数varを参照するには${var}と記述.
シェル変数varの削除(設定値ではなく,変数自体を削除)
$ unset var
現在設定されているシェル変数の一覧を出力
$ set
特定のシェル変数varの設定値だけを出力(「$」を忘れない)
$ echo $var
設定されている環境変数の一覧
$ printenv
特定の環境変数varの設定値を出力
$ printenv var
●tcshの場合
シェル変数varに値「example」を設定
% set var = example
シェル変数varの削除(設定値ではなく,変数自体を削除)
% unset var
環境変数VARを削除
% unsetenv VAR
現在設定されているシェル変数の一覧を出力
% set
環境変数VARに値「example」を設定
% setenv VAR example
設定されている環境変数の一覧
% printenv
特定の環境変数varの設定値を出力
% printenv var
■リンク
Linux コマンド入門
bashとシェルスクリプトの基礎
2007年10月2日火曜日
TeX — 本体インストール後の不具合調整など
Mac OS X Tiger にインストールした TeX と Ghostscript の動作確認をしてみて気づいた不具合とその解決方法について.
■ ライブラリ(スタイルファイル)の確認
ほとんどのスタイルファイルは以下の2箇所に置かれている.
/usr/local/teTeX/share/texmf-dist/tex/latex
/usr/local/teTeX/share/texmf-dist/tex/generic
teTeX-3.0/pTeX-3.1.8.1 に同梱されていなかったスタイルファイルを置く場所として
/usr/local/teTeX/share/texmf-dist/tex/contrib
を作成.とりあえず
ifsym.sty (v1.2)
eclbkbox.sty (May 28, 1993)
jumoline.sty (2001/05/31 v1.2)
をここに入れた.
僕は Mac OS9,Windows2000,WindowsXP でも TeX を使用しているが,それぞれのマシンによってスタイルファイルのバージョンが異なるというのはあまり気持ちの良いものではない.よって
【宿題】使用頻度の高いものはバージョンの確認と統一を実施すべし.
■ 奥村氏の jsarticle.cls などの組み込み
奥村氏が作成した新ドキュメントクラスの最新版061106を以下の場所に配置.
$PREFIX/share/texmf/ptex/platex/jsclasses-061106
■ eps ファイルを含む dvi が dvipdfmx でうまくコンパイルできない
【症状】dvipdfmx を実行すると次のような警告がでる.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここからーーー
** WARNING ** No image converter available for converting file "./picture.eps" to PDF format.
** WARNING ** >> Please check if you have 'D' option in config file.
** WARNING ** pdf: image inclusion failed for "picture.eps".
** WARNING ** Failed to read image file: picture.eps
** WARNING ** Interpreting special command PSfile (ps:) failed.
** WARNING ** >> at page="1" position="(336.646, 568.39)" (in PDF)
** WARNING ** >> xxx "PSfile="picture.eps" llx=53 lly=644 urx=218 ury=760 rwi=19"
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここまでーーー
【対策】警告メッセージに書かれている通り,epsのコンバータが指定されていないことが原因.設定ファイル dvipdfmx.cfg の中で対処法を指示してやれば良い.そこで
/usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm/dvipdfmx.cfg
の135行目行頭の%を削除し,次のようにする.
134 %% GhostScript (Unix/Linux):
135 D "gs -q -dNOPAUSE -dBATCH -sPAPERSIZE=a0 -sDEVICE=pdfwrite
-dCompatibilityLevel=1.3 -dAutoFilterGrayImages=false
-dGrayImageFilter=/FlateEncode -dAutoFilterColorImages=false
-dColorImageFilter=/FlateEncode -dUseFlateCompression=true -sOutputFile=%o
%i -c quit"
■ 奥村氏の jsarticle.cls を使用すると tex ファイルのコンパイルに失敗する
【症状】jis の tfm と mf を作ろうとするが jis が見つからず失敗する(以下のメッセージ参照)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここからーーー
kpathsea: Running mktextfm jis
mktextfm: Running mf-nowin -progname=mf \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis
This is METAFONT, Version 2.71828 (Web2C 7.5.4)
kpathsea: Running mktexmf jis
! I can't find file `jis'.
<*> \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis
Please type another input file name
! Emergency stop.
<*> \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis
Transcript written on mfput.log.
grep: jis.log: No such file or directory
mktextfm: `mf-nowin -progname=mf \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis' failed to make jis.tfm.
kpathsea: Appending font creation commands to missfont.log.
! Font JY1/mc/m/n/10=jis at 9.60999pt not loadable: Metric (TFM) file not found
.
relax
l.582 \normalsize
?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここからーーー
【原因】jsarticle が採用しているフォントメトリックがインストールされていなかったため.奥村氏のpLaTeX2e 新ドキュメントクラスにちゃんと書いてある.良く見ていなかった.
【対策】上記のページから jis-tfm.zip と jis-pl.zip を落として解凍し, できたフォルダの名前をそれぞれ jis に変えて
$PREFIX/share/texmf/fonts/tfm
と
$PREFIX/share/texmf/fonts/source
に移動する.ここで $PREFIX は僕の場合,$PREFIX=/usr/local/teTeX
あと,実際に必要かどうか不明だが(これから調査),アスキーのページから jis.tar.gz を拾ってきて解凍し,フォルダ vf の名前を jis に変えて
$PREFIX/share/texmf/fonts/vf
の中に移動しておく.
最後に sudo mktexlsr を実行.これで platex のエラーが出なくなる.
【参考】 jis.tar.gz を解凍すると jis.map というテキストファイルが出来るが,この内容は既に
$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvips/ptex/psfonts_jp.map
の中に書かれており,この psfonts_jp.map は
$PREFIX/share/texmf/dvips/config/config.ps
の中で読むように指定されている.よって jis.tar.gz の README.txt に書かれている jis.map 関連の作業を行う必要はない.このあたりは pTeX のバージョンアップに伴い TeX を日本語化する方法が統合されてきたことを反映しているのだろう.
■ ps2pdf14 で作った pdf のペーパーサイズがおかしい
【症状】A4サイズを指定して作った ps ファイル(gv では正しく表示される)をps2pdf14 で pdf に変換すると,ページの上が切れてしまう.
【対策】とりあえず,ps2pdf14 のオプションに -sPAPERSIZE=a4 を指定することで解決.
できることなら,これをデフォオルトにしたいが,それには ghostscript を再コンパイルしなければならないのだろうか?《現在調査中》
■ pdf ファイルにフォントが埋め込まれる件
URL は失念したが,PDF ファイルにはフォントを埋め込まない方が良いという記述があった.フォント著作権の問題も絡んでくると記憶している.背景の把握も含め,PDF 化の際にフォントを埋め込まない方法について調べておくべし.
■ ライブラリ(スタイルファイル)の確認
ほとんどのスタイルファイルは以下の2箇所に置かれている.
/usr/local/teTeX/share/texmf-dist/tex/latex
/usr/local/teTeX/share/texmf-dist/tex/generic
teTeX-3.0/pTeX-3.1.8.1 に同梱されていなかったスタイルファイルを置く場所として
/usr/local/teTeX/share/texmf-dist/tex/contrib
を作成.とりあえず
ifsym.sty (v1.2)
eclbkbox.sty (May 28, 1993)
jumoline.sty (2001/05/31 v1.2)
をここに入れた.
僕は Mac OS9,Windows2000,WindowsXP でも TeX を使用しているが,それぞれのマシンによってスタイルファイルのバージョンが異なるというのはあまり気持ちの良いものではない.よって
【宿題】使用頻度の高いものはバージョンの確認と統一を実施すべし.
■ 奥村氏の jsarticle.cls などの組み込み
奥村氏が作成した新ドキュメントクラスの最新版061106を以下の場所に配置.
$PREFIX/share/texmf/ptex/platex/jsclasses-061106
■ eps ファイルを含む dvi が dvipdfmx でうまくコンパイルできない
【症状】dvipdfmx を実行すると次のような警告がでる.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここからーーー
** WARNING ** No image converter available for converting file "./picture.eps" to PDF format.
** WARNING ** >> Please check if you have 'D' option in config file.
** WARNING ** pdf: image inclusion failed for "picture.eps".
** WARNING ** Failed to read image file: picture.eps
** WARNING ** Interpreting special command PSfile (ps:) failed.
** WARNING ** >> at page="1" position="(336.646, 568.39)" (in PDF)
** WARNING ** >> xxx "PSfile="picture.eps" llx=53 lly=644 urx=218 ury=760 rwi=19"
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【対策】警告メッセージに書かれている通り,epsのコンバータが指定されていないことが原因.設定ファイル dvipdfmx.cfg の中で対処法を指示してやれば良い.そこで
/usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm/dvipdfmx.cfg
の135行目行頭の%を削除し,次のようにする.
134 %% GhostScript (Unix/Linux):
135 D "gs -q -dNOPAUSE -dBATCH -sPAPERSIZE=a0 -sDEVICE=pdfwrite
-dCompatibilityLevel=1.3 -dAutoFilterGrayImages=false
-dGrayImageFilter=/FlateEncode -dAutoFilterColorImages=false
-dColorImageFilter=/FlateEncode -dUseFlateCompression=true -sOutputFile=%o
%i -c quit"
■ 奥村氏の jsarticle.cls を使用すると tex ファイルのコンパイルに失敗する
【症状】jis の tfm と mf を作ろうとするが jis が見つからず失敗する(以下のメッセージ参照)
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kpathsea: Running mktextfm jis
mktextfm: Running mf-nowin -progname=mf \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis
This is METAFONT, Version 2.71828 (Web2C 7.5.4)
kpathsea: Running mktexmf jis
! I can't find file `jis'.
<*> \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis
Please type another input file name
! Emergency stop.
<*> \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis
Transcript written on mfput.log.
grep: jis.log: No such file or directory
mktextfm: `mf-nowin -progname=mf \mode:=ljfour; mag:=1; nonstopmode; input jis' failed to make jis.tfm.
kpathsea: Appending font creation commands to missfont.log.
! Font JY1/mc/m/n/10=jis at 9.60999pt not loadable: Metric (TFM) file not found
.
relax
l.582 \normalsize
?
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【原因】jsarticle が採用しているフォントメトリックがインストールされていなかったため.奥村氏のpLaTeX2e 新ドキュメントクラスにちゃんと書いてある.良く見ていなかった.
【対策】上記のページから jis-tfm.zip と jis-pl.zip を落として解凍し, できたフォルダの名前をそれぞれ jis に変えて
$PREFIX/share/texmf/fonts/tfm
と
$PREFIX/share/texmf/fonts/source
に移動する.ここで $PREFIX は僕の場合,$PREFIX=/usr/local/teTeX
あと,実際に必要かどうか不明だが(これから調査),アスキーのページから jis.tar.gz を拾ってきて解凍し,フォルダ vf の名前を jis に変えて
$PREFIX/share/texmf/fonts/vf
の中に移動しておく.
最後に sudo mktexlsr を実行.これで platex のエラーが出なくなる.
【参考】 jis.tar.gz を解凍すると jis.map というテキストファイルが出来るが,この内容は既に
$PREFIX/share/texmf/fonts/map/dvips/ptex/psfonts_jp.map
の中に書かれており,この psfonts_jp.map は
$PREFIX/share/texmf/dvips/config/config.ps
の中で読むように指定されている.よって jis.tar.gz の README.txt に書かれている jis.map 関連の作業を行う必要はない.このあたりは pTeX のバージョンアップに伴い TeX を日本語化する方法が統合されてきたことを反映しているのだろう.
■ ps2pdf14 で作った pdf のペーパーサイズがおかしい
【症状】A4サイズを指定して作った ps ファイル(gv では正しく表示される)をps2pdf14 で pdf に変換すると,ページの上が切れてしまう.
【対策】とりあえず,ps2pdf14 のオプションに -sPAPERSIZE=a4 を指定することで解決.
できることなら,これをデフォオルトにしたいが,それには ghostscript を再コンパイルしなければならないのだろうか?《現在調査中》
■ pdf ファイルにフォントが埋め込まれる件
URL は失念したが,PDF ファイルにはフォントを埋め込まない方が良いという記述があった.フォント著作権の問題も絡んでくると記憶している.背景の把握も含め,PDF 化の際にフォントを埋め込まない方法について調べておくべし.
2007年10月1日月曜日
TeX — 導入・設定関連情報
Mac OS X に LaTeX をインストールする方法は概ね次の7通り(引用元:サイト名不詳・作者不詳).
<------ '07/09/30 追記 ------
MacWiki のリスト/TeX に入手可能なバイナリパッケージが整理されていた.ここにあがっている pLaTeX Quick に興味アリ.
《4.の補足》
このパッケージはdmg形式のディスクイメージで供給される.これをダブルクリックしてマウントされる仮想ドライブ内のptex_package_05v2.1.pkg をダブルクリックするとインストーラが起動するので,その指示通りに作業を進めれば良い.なお,パッケージの説明は マウントされた仮想ドライブ内の Read me に書かれている.
このパッケージをインストールしたとき texmf フォルダの位置は自動的に
/usr/local/share/texmf
となるので,他のところにインストールしたい人は注意.
-------- 追記ここまで ---------->
アスキー日本語TeX(pTeX) pTeX の本家
pTeXのソース ソースの他,日本語フォントのVFファイルも置いてある
- 内山孝憲氏のサイトを参考にソースからmake install(要 Developer Tool)
- 土村展之氏のptetex3を使ってインストール(要 Developer Tool)
- 小川弘和氏のパッケージをインストール
teTeX-3.0/ASCII pTeX-3.1.9(Shift_JIS版).縦組用パッケージ(utf.styなど)付き - 桐木紳氏のパッケージをインストール
パッケージの内訳は不明.情報が記載されていたと思しき旧掲示板は既に無し. - iNOUE Koich!氏のパッケージをインストール
teTeX-src-3.0/pTeX-3.1.9(バイナリ)
メタパッケージという概念を用い,更新のあったアーカイブのインストールができる模様
しかし,ページの情報が多すぎて,僕にはパッケージの内容が良く掴めなかった - EasyPackage でインストール
- WorkShop でインストール
<------ '07/09/30 追記 ------
MacWiki のリスト/TeX に入手可能なバイナリパッケージが整理されていた.ここにあがっている pLaTeX Quick に興味アリ.
《4.の補足》
このパッケージはdmg形式のディスクイメージで供給される.これをダブルクリックしてマウントされる仮想ドライブ内のptex_package_05v2.1.pkg をダブルクリックするとインストーラが起動するので,その指示通りに作業を進めれば良い.なお,パッケージの説明は マウントされた仮想ドライブ内の Read me に書かれている.
このパッケージをインストールしたとき texmf フォルダの位置は自動的に
/usr/local/share/texmf
となるので,他のところにインストールしたい人は注意.
-------- 追記ここまで ---------->
アスキー日本語TeX(pTeX) pTeX の本家
pTeXのソース ソースの他,日本語フォントのVFファイルも置いてある
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