2009年5月17日日曜日

変換

以前、Veoh動画の再構成で作成した avi 動画を DVD-video に変換しようとしたところ、色々な不都合が生じて「一発変換!」とはゆかなかった。以下、成功までの記録。

試行1.avi → DVD-video w/DVDforger

結果は失敗。60分以降が切れてしまっている。
原因を調べるため、以下の作業を実行してみた。
 (1) avi を Super で mpg [mpeg2+ac3] に変換
 (2) TMPGEnc の MPEGツールで m2v と ac3 に分割
  → m2v がおかしい。尻は切れていないものの、見かけの再生時間が短くなっている。
   (m2v 1:06:41、AC3 1:50:48)
 (3) DVDforger で DVD-video に変換
  → やっぱり尻切れ発生(1:06:37で終わる)

試行2.avi → DVD-video w/DVD MovieWriter 5

結果は、尻切れは解消されたものの、音ズレが発生。
もとの avi は XviD 形式の映像ストリームと mp3 形式の音声ストリームを、Virtual Dub を使って合成したもの。その際、音声が0.6sec 先走っていたので、600 ms 遅延して合成したのだが、その設定が無効になっている。
〔注〕合成した avi 動画の方はきちんと音ズレが解消しているのに、DVD-video の方では元の木阿弥となっている。
おそらく、Virtual Dub は音声をずらして合成するのではなく、ヘッダか何かに「音声をずらして再生して下さいね」的な情報を書き込んでいるだけに過ぎないのだろう。DVD-video に変換する前に中間ファイルとして生成される ac3 の時点で「600ms ずらす」という情報が無視されているものと思われる。

よって、音声ストリームの頭に、600ms の空白を入れ込むしかなさそうだ。 avi を一から作り直さねばならない。

試行3.2つの avi → avi → DVD-video w/DVD MovieWriter 5

 (1) Veoh動画の再構成で述べた動画[1]から映像ストリームのみを取り出す.名前を“douga_silent.avi”としよう.

 (2) Veoh動画の再構成で述べた動画[2]から音声ストリームのみを取り出す.名前を“douga_audio.mp3”としよう.

 (3) Audacity を用いて音声ストリーム“douga_audio.mp3”の頭に、600ms の空白を挿入.

Audacity に“douga_audio.mp3”を読み込み(読み込んだ時点で),メニューから
 ・制作 > Silence... > 長さ(秒): 0.6
を実行し(読み込んだ時点で,挿入位置は先頭になっているのでヘタに触らない),
 ・ファイル > MP3ファイルの書き出し...
で音声ファイルを保存する.ここでは名前を“douga_audio2.mp3”としよう.

 (4) Veoh動画の再構成の (4) に示したと同じ手順で,“douga_silent.avi”と “douga_audio2.mp3”を合成する.ただし,この場合は遅延時間を設定する必要はない.

こうしてできた avi ファイルを DVD MovieWriter 5 にかけた所,無事 DVD-video が完成! めでたしめでたし.
  

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