過日、「 Windows2000 を再インストールした」 と日記に書いたが、実はその際余りにも衝撃的な致命的ダメージが発生してしまった。事態の建て直しばかりか、気持ちが立ち直るのにも大変な時間を要する程の一大事。気持ちがようやく落ち着いてきたので、そのときの状況をメモしておく。
筆者は160GBの内蔵型ハードディスクをIDE接続のセカンダリドライブとして使用しているが、Windows 2000標準のIDEドライバは 48bit LBAをサポートしておらず、137GB以上の領域が認識できない。つまり、160GBのハードディスクであっても、137GBしかないと認識されてしまう。
この事をすっかり忘れていた!!
既に160GBフルに領域を確保したセカンダリドライブを接続したまま Windows2000を再インストールし、なにも気づかずこのドライブのファイルを消したり書いたりした結果、ぶっ壊れたファイルが続出(泣)。20GB超のファイルがお亡くなりになった。嗚呼orz...
しかし、トラブルはそれだけではなかった。
ファイルの消失で被った被害の甚大さに鬱々としながらも、とりあえずリカバリーに着手。生き残ったファイルを別ドライブに退避させ、ハードディスクに添付されていたユーティリティーを使ってOSが137GB以上のディスクでも認識できるようレジストリを書き換えてみたものの、当該ドライブが160GBであるということをOSが認識しなくなった。ディスクを再フォーマットしても結果は同じ。
起動時にF12を押してBIOS画面を出すと、セカンダリドライブの容量は160GBとなっていたので、ハード的には問題ないのだが、OSの方が馬鹿になっている。セカンダリドライブを外した状態でOSを再インストールし、137GB以上に対応するようレジストリを書き換えてからセカンダリドライブを接続すればうまくいくのかも知れないが、そこまでする気力はない。
そこで何か良い方法はないものかとWebを徘徊しているうちに、一縷の望みが沸いてきた。
Intelアプリケーション・アクセラレータ(Intel Application Accelerator、以下IAA)を利用すれば、大容量ドライブが認識できるようになるという情報を発見したのだ。
137Gbytes超IDEディスクの正しい使い方
進化するIntel Application Accelerator
幸い、マシンの環境がIAAの動作条件を満足していたので、さっそくIntelのサイトからWindows 2000 用の Intel® Application Acceleratorをダウンロード。 そのほか、筆者のマシンで使用しているチップセット(800シリーズ)のINFも最新版にアップデートしておく。
祈る気持ちでマシンを再起動し、「コンピュータの管理」ツールで「ディスクの管理」画面を開くと、セカンダリドライブの容量が無事160GBと認識される運びとなった。めでたしめでたし。
このあとドライブから退避させていたファイルを呼び戻し、障害前の状態へ復旧させるためには多大な時間と労力が必要となるのだが、、、とりあえず最大の難関は越えたようだ。
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