2008年3月4日火曜日

office:mac 2008 はカス

office:mac 2008 を買った.
早速,PowerMacG4 QuickSilver/OS X Tiger へのインストール作業にとりかかるも,1GB以上も空き容量が要るとインストーラに言われて早速あきれる.さすがマイクソソフト.

システムのあるドライブの空きが少なかったので,しばらくディスクの整理をさせられる.インストール自体はすんなり終了.

さっそく Word,Excel,PowerPoint を起動してみる.どのアプリも,名前は知らないがウィンドウ上方の「スマートグラフィック」とか「ワードアート」のタブがある部分の表示がおかしい.ウィンドウ左上の三連丸ボタンも消えてなくなったりする.

まあ,Leopard ではないから,こういう症状が出てもやむを得んだろうと思いつつ,自作の Excel のファイル(マクロ含む)を開いてみて驚いた.VBA のマクロは使えませんと言われるではないか.首筋の後ろに冷たいものを感じながら,ヘルプファイルを見たり,ネットで情報を検索したりする事40分.そして辿り着いた結論.

office:mac 2008 には Visual BASIC が搭載されていない.よって VBA のマクロは動かせない.
搭載されていない理由が,「間に合わなかったから」だというのだから,開いた口が塞がらない.

今後,VBA が組み込まれる可能性はほとんどない.

Excel では自作の関数すら作れない.

あきれた.こりゃ使い物にならん.グラフィカルな資料を作るための機能は馬鹿みたいに充実しているが,これまで蓄積した数々の大事な資産が継承できないなんて.長年エクセルと Visual BASIC の組合わせを使って来た僕にとって,このバージョンはカスである.

IT関連企業はマクロ書換えなどの仕事が増えて万々歳だろうが,そんなところに作業を依頼する金もない一介の個人ユーザーにとっては,いらぬ仕事が増えるだけ.それ以前に,使いたいファイルが今すぐ使えないと意味がないではないか.

しかも,ネットで調べたところによれば,旧形式のファイルを読込み,あらためて旧形式で保存すると,一部の情報が失われることもあるという.なんなんですか,それは.

いつものことながら,マイクソソフトは一体何を考えているのだ.ユーザーの利便性を一切無視した暴挙としか言いようが無い.Mac 用に EXCEL というすばらしいソフトを世に出したころの輝きは微塵も無い.

我々はこういう腐れ企業にコンピュータ事情を引っ掻き回されているのだ.人類の知的活動にとって計り知れない損害を与えていることは,もっと喧伝されなければならない.

ていうか,金返せ.
 

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