Mac OS オンリーのユーザーだったら当たり前すぎて気づかない事だと思うけど、Mac の Osaka フォントというのは、Win の MSゴシックに比べると驚くほど見易い。
というか、MSゴシックが糞なんであって、画面上の見た目は MS-DOS 時代のビットマップフォントとなぁ~~んにも変わっちゃいない。いや、ヘタに字間を詰めるものだから、かえって悪い位だ。
僕はいつも不満をたらたら書き殴るだけだけど、この不満を解消すべく、Osaka を Windows に移植しようと頑張って下さった方達がいて、その成果は
WindowsでOsakaフォントを使おう!
にまとめられてる。世の中には自分の成果をフリーウェアとして惜しげもなく公開してくれる、太っ腹で素晴らしい方々が沢山いて、本当に有難い。
上のサイトには Osakaフォントが幾つも置いてあるが、それはフォントの移植が試行錯誤を重ねながら進んでゆく様を表した、歴史の痕跡だと言えますな。僕はここから 864TTC3a.cab を拝借して使用することにした。一通り試した結果、これが一番良さそうだと判断したから。
ダウンロードしたファイルを解凍し、フォントフォルダにコピーするだけで(やり方が分からない人はココ参照)、もう Windows でも Osaka フォントが使えるようになる。Welcome to Osaka, Mr. Gates!! って感じですか。いやぁ目出度い。
では、エクスプローラーのフォントを Osaka に変更してゆこう。
「コントロールパネル」の「画面」を起動して「画面のプロパティ」ウィンドウを開き、画面右下にある「詳細設定」をクリック。すると下図のような「デザインの詳細」ウィンドウが開く。
僕の場合は、ここで以下のように設定してみた。なお、画面の解像度を1280×720に変更した上での変更。理由は後述。
指定する部分 | サイズ | フォント | サイズ | 備考 |
アイコン | 36 | Osaka | 10 | |
アイコン間隔(横) | 62 | Osaka | - | |
アイコン間隔(縦) | 46 | Osaka | - | |
アクティブタイトルバー | 23 | Osaka | 12 | 注1 |
パレットタイトル | 22 | Osaka | 10 | |
ヒント | - | Osaka | 10 | |
メッセージボックス | - | Osaka-UI | 10 | |
メニュー | 26 | Osaka | 10 | 注2 |
選択項目 | 30 | Osaka | 10 | |
非アクティブタイトルバー | 23 | Osaka | 12 | 注1 |
注1:この2項目は連動している。個別設定は不可。 | ||||
注2:ここでの設定は、他のアプリのメニューにも反映される。ただし、この設定を使わないアプリもあるので注意。 |
さてさて、この結果、画面はどんな感じになっただろうか。
これは、設定前のエクスプローラーの画面。
こちらが、Osaka を使って設定しなおした画面。
どちらが視認性に長けているか、言わずもがなですよね。数字の見てくれが本物の Osaka といささか雰囲気が違ってるところが若干気になるけれど、全体としては非常にいい感じ。
この設定で、メニューのフォントもちゃんと変更される。これ↓は、設定前。
これ↑が、こう↓なる。
いやぁ!見違えるほど見やすくなったぞ!!
ちなみに、僕の中で使用頻度が高い Microsoft Office, Open Office, FireFox, Google Chrome, Crimson Editor など主要アプリケーションのメニューは、上記「デザインの詳細」ウィンドウで「メニュー」に設定した内容が反映されフォントが Osaka に変わった(これを「対応アプリ」と呼ぶことにする)。これは大変有難い。
しかし、アプリケーションの中には、上記の設定が反映されないものもある(これを「非対応アプリ」と呼ぶことにする)。
このように対応、非対応のアプリが混在すると、解像度を1600×900の状態では対応アプリのメニューは文字が大きいけれど、非対応アプリの方は文字が小さいという不都合が生じてしまう。そこで、解像度を1600×900からアスペクト比が同じ1280×720に変更し、対応アプリと非対応アプリの間でフォントサイズに大きな差が出ないようにして、その場を凌ぐ事にした、という訳。
おしまい。
関連サイト:
Osaka ミラー
Osakaフォント for Windows Part 4
0 件のコメント:
コメントを投稿