2008年3月25日火曜日

powerdot-prosperの後継

マイク○ソフトの power point に類似したプレゼン用ドキュメントを TeX 環境で作成するツールに prosper がある.一応,使えるよう設定はしたももの,文法を覚える暇がなく*1残念ながらほとんど使っていなかった.

ところが,その後継として powerdot なるものが現れたようだ.そのマニュアルによると,prosper には解決のできない問題がいくつかあるらしく,powerdot に移行すべしとやんわり迫っている.今後,TeX でプレゼン資料を作る際には, powerdot を使う方向で検討しなければならないだろう.

【参考】
TeXでプレゼン powerdotを使おう
Kamopka
powerdot付属マニュアル日本語版

*1
私は,必要が生じたとき,その必要を満たすのに最低限必要なことを調べて覚える主義.ところが,プレゼン資料を作成する時に,時間的余裕があったためしなど一度も無い.よっていまだにprosperは使いこなせない.私だけ?

 

TeX-dvipsk(Win)→macps2pdf(OS9)の不具合

こんな手順がそうそうあるとは思えないが,たまたまやってみた所,不具合が見つかったというレベルの話.もしかしたら,別のケースでも類似の不具合が起こるかも知れぬと思い,メモ.

Windows XP 上の dvips(k) 5.92b p1.6 で作成した ps ファイルを Mac OS 9 上の macps2pdf で PDF ファイルに変換したら,上の余白が切れ,数式のフォントがギザギザになった.

  dvipsk -D 600 -t A4 foo.dvi

として,解像度と用紙を明示的に指定しても結果は変わらず.

なぜ?
 

dviout-source special でエディタと連携

dviout for Windows は,V3.11から source special に対応した.つまり,dvioutで dvi ファイルを閲覧している際に,画面上で文書の文字をダブルクリックすると,エディタが開いて tex ファイルの該当部分にカーソルが移動するというものだ.

これができなきゃ統合環境とは呼べんわな,的に重要な機能と言えるだろう.

この情報は以前から知っていたが,その情報源からは「設定が面倒」という印象を受けたため,採用は保留していた.

ところが,今扱っている tex 文書のサイズがあまりにも大きくなったため,自力で dviout とエディタの間を行き来するのがとてつもなく面倒になってきた.こりゃ余りにも非効率だということで,source special の設定を検討することにした.

改めて調べてみたら,格別難しい作業が必要な訳ではなかった.ただ,エディタに送るコマンドがエディタ毎に異なるので,それを調べるのが若干面倒といったところ.

以下,設定方法.

dviout のメニューから
 「Option」→「Setup Parameters...」→「Common」タブ
一番下,"src:" とある空欄に以下の通り記述する〔この例は Crimson Editor の場合〕.

<path\cedt.exe^s/L:%d "%s"

ここで、先頭の不等号はエディタを開いたら dviout を最小化する動作を指定する記号。

[適用]をクリックしてから,[OK]をクリックし,設定画面を閉じれば終了.

texソースをコンパイルする際は,
  platex -src tex_source
のように -src オプションを付ければよい.

2008年3月11日火曜日

OS X に「起動項目」フォルダはないのか?

OS 9 の時は,「システムフォルダ」内の「起動項目」フォルダにアプリケーション(またはそのエイリアス)を入れておくと,自動的にアプリケーションが立ち上がったものだった.

OS X にはそんなフォルダがないけど,どうしたらいいのだろう? 「ライブラリ」フォルダの中などを色々家捜ししたがそれらしきものは見つからず.で,ググった.

「システム環境設定...」>「アカウント」>「ログイン項目」
の画面で,OS の起動と同時に立ち上げておきたいアプリケーションを登録すれば良い.

2008年3月6日木曜日

X-Assist はイイね!

以前,「OS X に ApplWindow の代替品はないのか?」調べたとき,ASM というアプリが結構使える事を知り,早速インストールして使っていたが,すぐに試用期間を終えてしまい,機能が凍結されたままになっていた.

便利だからユーザー登録しなきゃな・・・と思いながらも,しばらく放っておいたのだが,今日偶然にも似たようなソフトを発見した.

X-Assistというフリーウェア(!!) である.このページのスクリーンショットを見てみると分かるが,OS 9 のように画面右上でアプリケーションの切り替えができる.各アプリケーションのウィンドウを個別に選択することは出来ないなど,ASM に比べると若干機能が見劣りする事は否めないが,フリーウァでこれだけの機能があれば,僕としては不満など一切無し.喜んで使わせていただこう.
 

2008年3月4日火曜日

office:mac 2008 はカス

office:mac 2008 を買った.
早速,PowerMacG4 QuickSilver/OS X Tiger へのインストール作業にとりかかるも,1GB以上も空き容量が要るとインストーラに言われて早速あきれる.さすがマイクソソフト.

システムのあるドライブの空きが少なかったので,しばらくディスクの整理をさせられる.インストール自体はすんなり終了.

さっそく Word,Excel,PowerPoint を起動してみる.どのアプリも,名前は知らないがウィンドウ上方の「スマートグラフィック」とか「ワードアート」のタブがある部分の表示がおかしい.ウィンドウ左上の三連丸ボタンも消えてなくなったりする.

まあ,Leopard ではないから,こういう症状が出てもやむを得んだろうと思いつつ,自作の Excel のファイル(マクロ含む)を開いてみて驚いた.VBA のマクロは使えませんと言われるではないか.首筋の後ろに冷たいものを感じながら,ヘルプファイルを見たり,ネットで情報を検索したりする事40分.そして辿り着いた結論.

office:mac 2008 には Visual BASIC が搭載されていない.よって VBA のマクロは動かせない.
搭載されていない理由が,「間に合わなかったから」だというのだから,開いた口が塞がらない.

今後,VBA が組み込まれる可能性はほとんどない.

Excel では自作の関数すら作れない.

あきれた.こりゃ使い物にならん.グラフィカルな資料を作るための機能は馬鹿みたいに充実しているが,これまで蓄積した数々の大事な資産が継承できないなんて.長年エクセルと Visual BASIC の組合わせを使って来た僕にとって,このバージョンはカスである.

IT関連企業はマクロ書換えなどの仕事が増えて万々歳だろうが,そんなところに作業を依頼する金もない一介の個人ユーザーにとっては,いらぬ仕事が増えるだけ.それ以前に,使いたいファイルが今すぐ使えないと意味がないではないか.

しかも,ネットで調べたところによれば,旧形式のファイルを読込み,あらためて旧形式で保存すると,一部の情報が失われることもあるという.なんなんですか,それは.

いつものことながら,マイクソソフトは一体何を考えているのだ.ユーザーの利便性を一切無視した暴挙としか言いようが無い.Mac 用に EXCEL というすばらしいソフトを世に出したころの輝きは微塵も無い.

我々はこういう腐れ企業にコンピュータ事情を引っ掻き回されているのだ.人類の知的活動にとって計り知れない損害を与えていることは,もっと喧伝されなければならない.

ていうか,金返せ.