2008年7月24日木曜日

雑記

「コンビニの深夜営業自粛は百害あって一利なし」

2ページ以降に関するコメントは他の方にお任せするとして,
  「どれだけ省エネになるかを議論にせず、単に目立つところをた
  たき、いかにも『やっています』というパフォーマンスを見せている
  に過ぎない」
という意見に大賛成である.

コンビニの深夜営業に規制をかける政策を打ち出すなどは,地方自治体の役人や議会議員どもが,「わたしたちは合理的・理論的思考のできない愚か者の集まりです」と声高に叫んでいるに等しい.頭が悪すぎる.中学生や高校生にアイディアを出させた方が,よほど良い政策ができるだろう.

今の役人と政治家には,中長期的視点に立ち,地に足の着いた政策を立て,腰を据えて遂行できる能力を持った人間がいない.あるいは,いたとしても,そのような人物が活躍できる土壌がない.そして,森永氏をはじめとする評論家がいくら批判しても彼らには届かない.

嘆かわしい限りである.

一般に,「センセイ」と呼ばれる仕事に就いている人間がその地位にたどりついた動機には2つある.一つは「人のため」,もう一つは「己のため」だ.今の政治家,役人は権力欲と名声欲にとりつかれ,「己のため」に役職にしがみついた人間ばかりが目立つ.

巷には「人のため」に仕事がしたいと願う,理論的思考のできる人々が溢れているはずだ.にもかかわらず,「出しゃばる」という政治的能力を持ち合わせていないため,世に現れてこない.彼らが政治に参画できる道を造らない限り,「コンビニ規制」のような愚考はなくならないだろう.